年賀状の賀詞の一覧をチェック!相手に合わせて選ぶべき言葉とは?

2023年11月17日

年賀状の賀詞の一覧をチェック!相手に合わせて選ぶべき言葉とは?年賀状は新年の挨拶と感謝の気持ちを伝えるためのものですが、年賀状の一番書き始めには、「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」「迎春」といった「賀詞」を最初にもってきますよね。

でも、実はこの賀詞は、言葉によっては相手に失礼になる場合があります。

というのも、賀詞にはそれぞれきちんと意味があり、相手によって適切な賀詞を選ばなくてはいけません。

例えば、上司に送る年賀状に「迎春」を使うと失礼にあたります。

でも、どの賀詞が良いのかダメなのかわからないですよね?

そこで今回は、年賀状の賀詞の一覧をチェックし、相手に合わせて選ぶべき言葉とは何かをお伝えします。

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年賀状の賀詞の一覧をチェック

年賀状に使用する賀詞には、大きく2種類に分けられます。

1.漢字1~4文字で表す賀詞
2.文章にして表す賀詞

まずは、これらを順番に一覧にしてまとめてみました。

 

漢字1文字で表す賀詞

「寿」「福」「賀」「春」「慶」「禧」など

 

漢字2文字で表す賀詞の一覧

「賀正」「迎春」「賀春」「頌春」「初春」「寿春」「慶春」など

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漢字4文字で表す賀詞の一覧

「謹賀新年」「恭賀新年」「謹賀新春」「恭賀新春」「新春万福(しんしゅんばんぷく)」「献寿歳旦(けんじゅさいたん)」「敬頌新禧(けいしょうしんき)」など

 

文章にして表す賀詞の一覧

明けましておめでとうございます
新年おめでとうございます
謹んで初春のお慶びを申し上げます
謹んで新年のお祝いを申し上げます
謹んで新春のご祝詞を申し上げます
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます
謹んで年頭のご祝詞を申し上げます
初春を寿ぎ 謹んでご挨拶申し上げます

年賀状に使う文章にして表す賀詞は、次の()の中から自分の好きな形で選んで作成するようなこともできます。

1.謹んで
2.年頭の(新年の、新春の、初春の、年首の、年始の、改暦の)
3.ご祝詞を(お喜びを、ご挨拶を、ご祝詞を、)
4.申し上げます

自由に選んで使ってみて下さい。

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年賀状の賀詞の意味について

賀詞とは、喜びの気持ちを表すお祝いの言葉のことです。

「賀」:お祝い
「詞」:言葉

このような意味があり、本来は年賀状に限った語句ではありません。

先ほど見ていただいたように、賀詞には1文字や4文字、文章までありますが、目上の方に使うには適していない賀詞があります。

結論から言うと、漢字1文字、漢字2文字の賀詞を目上の方に送る年賀状に使うことは不適切です。

それは意味を考えるとわかるようになります。

例えば、

「寿」:おめでたいこと
「福」:幸せ
「賀正」:正月のお祝い
「初春」:年の始め

など、漢字1~2文字の賀詞は新年の到来を意味するにとどまります。

最近よく使われる「迎春」「慶春」「賀正」などの言葉は、実はあらたまった相手には使えません。もともと、目上の人から目下の人に向けた言葉だったからです。

ですので、会社の上司など目上の方への年賀状には、相手を敬う丁寧な言葉である「謹・恭・敬・頌」の文字が使われている「謹賀新年」や「恭賀新年」などの4文字の賀詞か、「謹んで年頭のごあいさつを申し上げます」などが、礼儀にかなった賀詞です。

また「新年おめでとうございます」や「明けましておめでとうございます」などは目上・目下にかかわらず使用可能です。

また、今ではよく使われていますが、本来は「新年明けましておめでとうございます」は、重複した言い方です。

「明けましておめでとうございます」か「新年おめでとうございます」のどちらかにする方が無難でしょう。

友達に送る年賀状は漢字1文字の賀詞でも大丈夫ですが、会社の上司や取引先相手、恩師に宛てる年賀状などは、失礼のないように4文字の賀詞や文章にして表す賀詞を使うようにしてください。

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年賀状の賀詞の一覧まとめ

今回は年賀状の賀詞について、一覧と相手に合わせて選ぶべき言葉をお伝えしました。

年賀状は新年の挨拶と感謝の気持ちを伝えるためのもので、賀詞は一番最初にその気持ちを表す大切な言葉です。

だからこそ相手によって適切な賀詞を選び、より良い関係を築くためにも失礼のないようにマナーは守りたいですよね。

年賀状の賀詞に悩んだら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

友達には気楽に送れる年賀状も、会社の上司や取引先相手、親戚に送る時に年賀状の書き方で悩んだりしてないですか?そんな方のために、年賀状の書き方や例文を別のページで相手別でまとめています。

そして年賀状の出す時期やマナーなど、失礼のないように送るための記事も用意しましたので、年賀状で分からないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。

>>年賀状の書き方や文例と時期などのマナーについて

 

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