【60代70代】年賀状じまいの文例!高齢や定年退職を理由にした終活年賀状の書き方

2023年11月17日

【60代70代】年賀状じまいの文例!高齢や定年退職を理由にした終活年賀状の書き方年賀状を書くのは、新年の挨拶と感謝の気持ちを伝える大切な文化ですが、60代70代、ましてや80代の高齢になると年賀状の作成が困難になったり、終活の一環として人間関係や身辺整理をしたいと考えたりすることもあります。

そんなときには、年賀状じまいという方法があります。

年賀状じまいとは、これまで年賀状のやりとりをしていた相手に対し、今年で年賀状の辞退を伝えることです。終活年賀状などと言われることもありますね。

そんな年賀状じまいをする際には、以下の3つポイントに注意しましょう。

  1. 年賀状じまいのタイミング
  2. 60代70代だからこその理由
  3. 年賀状じまいの書き方

この記事では、この3つを中心にお話していきたいと思います。

これを守れば相手に失礼なく年賀状じまいを作ることができますし、文例も用意していますので、最後までぜひご覧になって下さい。

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年賀状じまいを送るタイミングはいつ?

年賀状をやめることを伝えるには、いつが適切な時期なのでしょうか?

年賀状をやめる時期には、以下の3つのパターンがあります。

  1. 相手が年賀状を用意する前
  2. 例年通り年賀状を書き、その年賀状に「辞める一文」を添える
  3. 相手の年賀状を受け取った後

この中でおすすめなのは、2番目のパターンです。

なぜなら、相手が年賀状を準備する前に伝えると、相手に気まずさや不快感を与える可能性があるからです。また、年賀状を受け取った後に伝えると、相手に無礼や失礼な印象を与える可能性があるからです。

例年通り年賀状を送り、その中に年賀状をやめる旨を添えることで、相手に感謝の気持ちや今後の連絡方法などを伝えることができます。これは、相手に対する敬意や配慮としても適切だと言えます。

年賀状をやめる時期については、こちらのページで詳しく解説しています。

>>年賀状じまいはいつ出すべき?最適な時期とマナーを解説

年賀状をやめる前に、ぜひ参考にしてみてください。

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60代70代の年賀状じまいの理由

60代70代と言えば、いわゆる還暦(60歳)を迎えてる方や、古希(70歳)そして喜寿(77歳)と呼ばれるような年齢に差し掛かります。

この年になると、もう定年退職を迎えたり、年金を受け取る時期であったり、いわゆる後期高齢者に差し掛かろうとする年齢です。

そうなると、年賀状じまいをする理由としては「高齢による気力や体力の衰え、終活の一環、連絡手段の変化」などがあります。

ですので、例えば定年退職や還暦、古希、喜寿などの節目となる誕生日を機にして、人生の区切りとして年賀状じまいをすることもできます。

60代70代になると、このような年齢や環境の変化に関する理由が大きいと思いますが、他にも連絡手段の変化があります。

これは60代70代に限った事ではありませんが、スマートフォンは高齢の方でも使われている方が非常に多くなっています。

ですので、年賀状でなくとも、若者と同じようにメールやLINEを使った連絡手段を持っていることが大きな理由に挙げられると思います。

では、これらの理由を交えながら、年賀状じまいの書き方について解説していきます。

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年賀状じまいの書き方

年賀状じまいを送るにも、その書き方があります。

年賀状じまいは、相手に不快な思いをさせないようにするために、

  1. 「これまでの感謝や気遣いの言葉」
  2. 「どうして年賀状のやり取りをやめたいのか?」
  3. 「今後も連絡を取りたい意思」
  4. 「お別れの言葉」

これらを添えることが重要です。

年賀状じまいであっても、まずは「1.これまでの感謝や気遣いの言葉」は欠かせません。相手に対する敬意と感謝の気持ちを表すために、丁寧な言葉遣いで新年のお慶びを申し上げます。

そして「2.年賀状を辞めることとその理由」を明確に述べます。

年賀状を辞めることは相手に失礼にあたる可能性があるし、60代70代になると年賀状に長年慣れ親しんできた世代ですよね。

ですので、キチンとした理由を正確に伝えて、相手に理解してもらえるように丁寧な言葉を添える事が大切だと思います。

そして「3.年賀状を辞めても今後も連絡を取りたい意思」を伝えます。

年賀状じまいをする事で、相手と完全に別れるわけでは無いと思います。

メールやSNSなど代替の連絡手段を伝えることで、今後も連絡を取り合うことができれば、相手も安心するでしょう。

最後の結びの言葉として「4.お別れの言葉」を書きます。

相手の健康や幸せを祈る言葉や、今後も変わらぬご愛顧をお願いする言葉などが適切です。

以上のポイントを踏まえて、60代70代で高齢や定年退職を理由にした年賀状じまいの文例を紹介します。

定年退職や還暦が理由の文例

謹んで初春のお慶びを申し上げます

旧年中はご指導ご鞭撻を賜り 誠にありがとうございました 本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます

さて 私ごとではございますが 本年で長年勤めた職場を定年退職する運びとなりました

また還暦を迎えましたことから 人生の区切りとして年始の挨拶状は本年で辞退させていただき存じます ご無礼をお許しください

皆様とのお付き合いは私にとってかけがえのないものでした

今後も普段のお付き合いは変わらずメールやSNSでいただけましたら幸いです 皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします

令和〇年 元旦

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体力や精神的な面が理由の文例

あけましておめでとうございます

昨年中は格別のご厚情を賜り 厚く御礼申し上げます

還暦を過ぎて寄る年波により 最近では年賀状の作成が難しくなって参りました そのため勝手ながら本年をもちまして 皆様への新年のご挨拶を終了とさせて頂きます

長年にわたりお世話になりましたこと 心より感謝申し上げます

年始から失礼致しますが 今後も変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます

もしよろしければメールや電話でのご連絡をお待ちしております

皆様のご健康とご発展をお祈り申し上げます

令和〇年 元旦

古希、喜寿などの節目が理由の文例

謹賀新年

昨年中は大変お世話になりました

年末に古希を迎えましたことから 終活の一環として人間関係や身辺整理に取り組んでおります 誠に勝手ではございますが 本年より皆様への新春のご挨拶は遠慮させて頂きたく存じます

長きにわたり温かく見守って頂き感謝しております 年始から失礼致しますが 今後も変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます

もし可能でしたら 今後は(連絡先)までご連絡頂けると幸いです

皆様に幸多き一年となりますようお祈り申し上げます

令和〇年 元旦

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60代70代の年賀状じまいの文例まとめ

60代70代の年賀状じまいの文例について、この年齢ならではの理由や書き方、文例など紹介しました。

高齢や定年退職を理由にした終活年賀状は、感謝の気持ちや思い出を伝えることが大切です。また、今後の連絡方法や近況報告も添えると良いでしょう。

年賀状じまいは一つの区切りですが、それだけではなく新しいスタートでもあります。これからも元気で楽しく過ごしましょう。

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

友達には気楽に送れる年賀状も、会社の上司や取引先相手、親戚に送る時に年賀状の書き方で悩んだりしてないですか?そんな方のために、年賀状の書き方や例文を別のページで相手別でまとめています。

そして年賀状の出す時期やマナーなど、失礼のないように送るための記事も用意しましたので、年賀状で分からないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。

>>年賀状の書き方や文例と時期などのマナーについて

 

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