年賀状を出せなかったときのお詫びの言葉は?例文と注意点を解説
年賀状は、できるだけ元日に届くように送るのが望ましいですが、万が一、年賀状を出せなかった場合は、どのように対処すべきでしょうか。
今回の記事では、年賀状を出せなかったらお詫びの言葉はどう書けばいいのか?
相手に失礼のないようにお詫びの言葉を添える方法とその例文について。
また、予想外の方から年賀状を受け取った場合の返信の仕方について、詳しく説明します。
年賀状を出せなかったときのお詫びの言葉
年賀状を出せない理由もいろいろあると思います。
例えば「年末忙しくて年賀状を出せなかった」「忘れていた」「喪中だった」「思いもよらない人から年賀状が来た」「相手の年賀状が来るのが遅くて返信が間に合わなかった」などなど、人によって理由は様々だと思います。
このように年賀状を出せなかった場合、どのような言葉で送ればいいのか難しいですよね。また、お詫びの言葉を入れるべきなのか悩むと思います。
ただ、これもケースバイケースなので、さまざまなパターンを想定して年賀状のお詫びの言葉を紹介したいと思います。
遅れて年賀状を出すときのお詫びの例文と注意点
年賀状を出すつもりだったけど、遅れて出すことになった場合の例文です。
友達や親戚、上司などに送る年賀状は、お詫びの言葉を入れて送れたことについて一言添えます。
また3が日に間に合うようであれば、誰に送る場合でもお詫びの言葉は必要ありません。
では送り先が「友達、親戚、上司」の3パターンでお詫びの言葉を入れた例文を紹介します。
年賀状を出すときのお詫びの例文:友達
迎春
年賀状遅れてごめん
昨年はいろいろお世話になりました
以前話したように 今年は4月から東京に引っ越しますが 新たな職場で頑張ってきます
また仕事が落ち着いたら連絡するので遊びに来て下さい
そちらも慣れない場所に転勤になるけど お互い体に気を付けて頑張りましょう
令和○○年 1月吉日
年賀状を出すときのお詫びの例文:親戚
恭賀新年
年末年始の慌ただしさにまぎれ 新年のご挨拶が遅れましたこと深くお詫び申し上げます
旧年中は家族ともどもお世話になり まことにありがとうございました
我が家も無事に新年を迎えて穏やかにお正月を過ごせました
本年も変わりませず どうぞよろしくお願い申し上げます
令和○○年 1月吉日
年賀状を出すときのお詫びの例文:上司
謹んで新年のお祝いを申し上げます
新年のご挨拶が遅れてしまい大変失礼致しました
昨年は大変お世話になりました いつもご指導ご鞭撻のほどありがとうございます
今年は会社のビジョンである『お客様満足度No.1』を実現するために お客様からのフィードバックを積極的に収集し 改善策を提案したり実行したりすることを目指します
今年も一層のご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします
令和○○年 1月吉日
年賀状の返事を出すときの注意点
相手から来た年賀状に返事を出すときには、相手からきた年賀状に感謝する言葉や、遅くなったお詫びの言葉を添えると良い年賀状になります。
また、年賀状の返事は松の内(1月7日)までに送るようにしましょう。年賀状として送ることができる期間は、1月1日~7日までとなっています。
1月7日を過ぎると、年始の挨拶ではなく寒中見舞いになってしまいます。寒中見舞いとして出す場合は、年賀はがきは使えなかったり内容も少し変わってきますので注意してください。
では、先ほどと同じく送り先が「友達、親戚、上司」の3パターンでお詫びの言葉を入れた例文を紹介します。
年賀状の返事を出すときのお詫びの例文:友達
新春
年賀状ありがとうございます
昨年は仕事の転勤で一度も会えませんでしたが 元気にしてましたか
私は新しい土地でラーメンにハマってしまって これを機にご当地ラーメンの食べ歩きを始めました
また近いうちに連絡させてもらいますので ぜひ一緒にオススメのラーメンを食べましょう
令和○○年 1月吉日
年賀状の返事を出すときのお詫びの例文:親戚
恭賀新年
ご丁寧な年賀状をありがとうございました
皆様には 健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます
ご無沙汰しております 昨年は仕事が忙しくてなかなか連絡できませんでした 申し訳ありません
本年も変わらぬおつきあいをどうぞよろしくお願いします
令和○○年 1月吉日
年賀状の返事を出すときのお詫びの例文:上司
謹んで新年のお慶びを申し上げます
早々に賀状を頂きながらご挨拶が遅れ 誠に申し訳ございません
昨年中は大変お世話になりました
おかげさまで多くのプロジェクトやイベントに関わることができ 貴重な経験を積むことができました
本年も一層のご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします
令和○○年 1月吉日
喪中で年賀状が出せなかったときのお詫びの仕方とは
喪中という事を知らせていない、知らせる期間が無かったという場合は、年賀状を送る事は出来ません。
また、喪中の知らせをしていて年賀状が送れない状態であっても、年賀状とは別の形で相手とのつながりを持ちたい場合は、「寒中見舞い」を送る方法があります。
寒中見舞いを送る事で、「喪中だったので年賀状が送れなくてごめんなさい」という内容のお詫び文章が書けますので、相手とのつながりが保てます。
では、この寒中見舞いでどんな文章を書けばいいのか、こちらも文例を紹介しますので参考にしてください。
寒中見舞いで年賀状を出せなかったお詫びをする文例
寒中お見舞い申し上げます
毎日厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
先日はご丁寧な年賀状ありがとうございます。
服喪中につき年頭のご挨拶を差し控えさせて頂きましたが、こちらは家族一同元気で過ごしております。
皆様には、なおご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。
令和〇〇年 1月
年賀状を出せなかったお詫びまとめ
年賀状を出せなかったときには、相手に気持ちを伝えるお詫びの言葉を添えることが大切です。
お詫びの言葉に本音は混ぜなくていいですが、喪中など理由がある場合はしっかりと伝えましょう。年賀状を出せなかったとしても、心のこもったお詫びの言葉で相手との関係を深めることができると思います。
また、年賀状が相手に到着する日にちによっても対応やマナーが少し変わってくるので、しっかり把握して失礼のないようにしてください。
友達には気楽に送れる年賀状も、会社の上司や取引先相手、親戚に送る時に年賀状の書き方で悩んだりしてないですか?そんな方のために、年賀状の書き方や例文を別のページで相手別でまとめています。
そして年賀状の出す時期やマナーなど、失礼のないように送るための記事も用意しましたので、年賀状で分からないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。