喪中はがきの出す時期はいつまで?早すぎると失礼になる理由と注意点

2024年8月26日

喪中はがきの出す時期はいつまで?早すぎると失礼になる理由と注意点年末年始は親しい人との交流を深める機会ですが、その一方で、喪中の方にとっては辛く寂しい時期でもあります。

喪中の方は、年賀状の代わりに喪中はがきを出すことで、周囲に自分の状況を知らせることができます。

でも、喪中はがきのいつから出せばいいのでしょうか?また、いつまでに出せばいいのでしょうか?

実は、この喪中はがきには出す時期というのがあり、そしてマナーがあります。遅すぎたり早すぎると失礼になる理由と注意点を、今回は詳しく解説します。

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喪中はがきの出す時期はいつまで?

喪中はがきとは、身内に不幸があった場合に、新年の挨拶を控えることを伝えるためのはがきです。

一般的には、忌明け(四十九日)から死後半年~1年間(親等によって異なる)の間は喪中とされ、その期間は正月の行事や年賀状のやり取りを避けます。

では、喪中はがきの出す時期はいつまでなのかというと、11月上旬~12月上旬までに相手に届くようにするのが望ましい時期になります。

一般的に年賀状の作成は年末に行われるので、その前には喪中はがきが届いている必要がありますよね。ですので、相手が年賀状を作る前に知らせておく必要があるからです。

そして、最悪でも12月15日までには相手に届けておかないと、相手に迷惑をかけてしまうかもしれません。というのも、郵便局の年賀状受付期間は12月15日頃から始まるためです。

年賀状作成が早い人だと、15日に出せるよう準備されるかもしれないので、その作成前には知らせておかないと手間をかけさせてしまいますよね。

ましてや、年末ギリギリに喪中はがきが届いたりすると、すでに送ってしまった後になる事も考えられます。

このような事になって、相手に気を使わせることは避けたいので、喪中はがきの出す時期は遅れないようにしましょう。

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喪中はがきが早すぎると失礼になる理由と注意点

喪中はがきを出すタイミングが遅くなるのはダメですが、早すぎることも失礼になる場合があります。

例えば、極端な例で言うと

「1月下旬に身内が亡くなったので、2月に喪中はがきを出す。」

そうなると、年末になって喪中はがきが来たことを忘れている事も考えられますよね。

あまり届くのが早すぎるのは注意しないといけません。ですので、先ほどお伝えした11月上旬~12月上旬までというのが、喪中はがきを出す適切な時期です。

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12月に亡くなった場合、喪中はがきはいつ出す?

では、11月や12月に身内の人が亡くなった場合はどうすればいいのか?そんなときは喪中はがきを出す余裕もないでしょうし、時期も過ぎてしまいます。

そうなると、相手からの年賀状を受け取るだけになってしまうので、年明けの1月7日(松の内)を過ぎたら、寒中見舞いなどでお返事をするのが良いと思います。

寒中見舞いとは、松の内が開ける1月8日~立春(2月4日ごろ)までに送る挨拶状です。

>>寒中見舞いはがきはいつからいつまでに出すの?出し方のマナーとは

そうすれば年賀状ではなくて、挨拶状として送ることができます。これならお祝いの気持ちにはならないので問題ないというわけです。

そのまま無視してしまうと、

  • どうして返事が来ないのかな?
  • 年賀状をもらっても嬉しくないのかな?
  • もう連絡を取りたくないのかな?

などと、相手に不安や悲しみを与えてしまうかもしれません。

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喪中はがきを送っていない人への寒中見舞い

先ほどのように喪中はがきの出す時期に間に合わなかった場合、どのような寒中見舞いを送ればいいのか、例文を用意しましたので参考にしてください。

寒中お見舞い申し上げます

年の初めのご挨拶を頂き、ありがとうございました。

ご家族の皆様におかれましては、良き年をお迎えなされたことと存じます。

昨年12月に祖母 恵子が永眠いたしましたため、新年のご挨拶を申し上げるべきところ、喪中につきご挨拶を遠慮させていただきました。

暮れ押し迫るころの事で、欠礼のご挨拶が行き届かず、大変失礼いたしました。

旧年中のご厚情を深く感謝いたしますとともに、今後とも変わらぬご交誼のほどよろしくお願い申し上げます。

 

こちらの寒中見舞いの内容では、

  • もらった年賀状に対してのお礼
  • 喪中欠礼の知らせが遅れたことのお詫び
  • 日付は年月のみで大丈夫

これらを含んだ内容にしましょう。

あとの注意点として、喪中であるため寒中見舞いの中でもお祝いの意味を含むような言葉は避けます。

「年賀状」の「賀」はおめでたいといった意味が含まれるので、「年賀状を頂き~」ではなく「お年始状・年頭のごあいさつ」などと表現します。

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喪中をメールで伝えて大丈夫?

先ほどのケースのように、喪中はがきを準備する時間や余裕がない時もありますよね。

そんな時にメールだとすぐに相手に知らせることができます。喪中はがきを出せない、間に合わない場合はメールで知らせるのも一つの方法です。

マナーとしては最上の手段ではありませんが、急なことで仕方がないため、相手に余計な気を使わせないためにメールで伝える方法もある事は知っておきましょう。

では、どのような文章で伝えればいいのか、例文を用意しました。

件名:喪中欠礼のご通知

山中様 上田です。

今年12月に祖母が他界したため、年頭のご挨拶を控えさせていただきます。

急なことで連絡が間に合わず、失礼かと思いましたが、メールにてお知らせさせて頂きます。

来年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申しあげます。

山中様におかれましては、健康で幸せな一年でありますようにお祈りします。

なお、返信はご無用です。

 

喪中はがきを出す時期まとめ

喪中はがきは、故人を偲ぶとともに年賀状を控えることを伝えるものです。

喪中はがきを出す時期は、遅すぎず早すぎず、11月頃から準備し始めると間に合うと思います。

その喪中はがきについて、出す時期や出す範囲、喪中はがきの文例など、失礼のないように送るための記事も用意しましたので、喪中はがきでわからないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。

>>喪中はがきの書き方や文例と時期などのマナーについて

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