喪中はがきの続柄の書き方解説!夫婦連名や差出人の違いをチェック

喪中はがきの続柄の書き方解説!夫婦連名や差出人の違いをチェック喪中はがきは、故人との関係を示す続柄の書き方に注意が必要です。

例えば、差出人が

  • 故人の子供である場合
  • 故人の配偶者である場合
  • 夫婦連名で出す場合

喪中はがきの続柄の書き方は、差出人が違えば関係性も変わります。

この記事では、喪中はがきの続柄の書き方の基本ルールと、夫婦連名や差出人の違いによる書き方の例を紹介します。

喪中はがきを送る際には、ぜひ参考にしてください。

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喪中はがきの続柄の書き方について

まずは、こちらの文例を見ていただきたいと思います。

喪中はがき文例数字解説付き01

このように喪中はがきには、故人との関係性を表す続柄を書きます。

続柄とは、故人と差出人の親族関係を示す言葉です。喪中はがきでは、故人と「世帯主」の続柄を書くことが多いです。

例えば、この分例のように世帯主の父親が亡くなったら「父」と書きます。

喪中はがきを出す対象は、故人と「2親等」までの人です。2親等とは、自分や配偶者の両親、兄弟姉妹、子ども、祖父母などです。

喪中はがきを送る相手に関係性を知られたくない理由があれば、喪中はがきに続柄は書かないこともあります。ただし、続柄がないと故人が誰か分からないこともありますので、気をつけてください。

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夫婦連名での喪中はがきの続柄

今回は夫婦連名の喪中はがきの文例を紹介しています。

最後の⑤を見てください。

夫婦連名で、夫の「高田裕次郎」と、その妻「高田愛子」という例です。

そして、ここでは「父」が亡くなったとなっていますが、この続柄は夫との続柄で書きます。

ですので、この喪中はがきの文例では、「高田裕次郎の父である高田義信」が亡くなったという意味です。

もしも、「高田愛子の父」であるならば、夫との関係は『義父』になるので、

去る●月
義父 ○○○○が
△△歳で永眠いたしました

 

このような関係性になりますので注意してください。

もしも、夫婦連名ではなく、差出人が「高田愛子」であるならば「父○○」となります。

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喪中はがきを出す続柄の範囲はどこまで?

喪中はがきを出す続柄の範囲がどこまでなのか?

これは故人と「2親等」までの関係にある人が亡くなったときです。2親等とは、自分や配偶者の両親、兄弟姉妹、子ども、祖父母などです。

少し続柄についての例を出すと次のような形です。

  • 自分の親や子は1親等です。
  • 祖父母は2親等です。
  • 兄弟や姉妹は、自分の親の子なので2親等です。
  • 離婚しても、親と子の関係は「1親等」です。

2親等にあたる続柄について表にまとめると次のようになります。

親等 自分との関係
0親等 配偶者
1親等 父母、配偶者の父母、子供
2親等 兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母、孫
3親等 曾祖父母、伯叔父母、伯叔父母の配偶者、甥、姪

これらは配偶者の場合も含みます。

例えば、あなたから見て配偶者の父母も1親等になります。

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妻の親族の喪中はがきの続柄の書き方

差出人が自分であれば、そのままの続柄になりますよね。

  • 自分の父であれば、続柄は父
  • 自分の母であれば、続柄は母
  • 自分の祖父であれば、続柄は祖父
  • 自分の兄であれば、続柄は兄

などとなりますが、例えば差出人が夫婦連名で、妻のお父さんが亡くなった場合は、差出人からみると、その関係性は義父になります。

配偶者の妻の父母は1親等ですので、喪中はがきを出す範囲内にあります。喪中はがきに書く続柄は「義父母」と書きます。

他の書き方としては、

「妻の父○○」「妻●●の父○○」「岳父○○」
「妻の母○○」「岳母○○」「丈母○○」

 

「岳父(がくふ)」とは、「妻の父」という意味です。

「岳母(がくぼ)or 丈母(じょうぼ)」は「妻の母」という意味です。

配偶者の妻の兄弟姉妹の続柄は「義兄、義姉、義弟、義妹」などと書きます。

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喪中はがきに続柄を書かないケース例

喪中はがきに続柄を書かないで出すことも、現在では多くなってきているようです。

喪中はがきの書き方にも様々あるため、必ずしも続柄を書かなくてはいけないという訳ではなくなりました。

また、名前なども書かないケースもあるようです。

例えば、不慮の事故や事件に巻き込まれたなどで、あまり触れられたくない場合などで書かない事もあるようです。

遺族の気持ちを考えると、喪中はがきに書く気持ちの整理ができないために、続柄等を書かないのではなく「書けない」こともあるようなので、必ずしも続柄を書く必要はありません。

 

また、先ほど喪中はがきを出す範囲はどこまでかをお伝えしましたが、これも必ずしも2親等までという訳でもありません。

例えば、3親等にあたる「甥や姪」と仲良くしていたのに、交通事故に巻き込まれて亡くなってしまったなどがあると思います。

そんな時に年賀状を送る気分になれないですよね。

甥や姪は3親等にあたりますが、喪中はがきを送り喪に服す旨を伝えるといったこともありますので、全てがルール通りにしなければいけないという事でもありません。

 

喪中はがきの続柄まとめ

喪中はがきは、故人と差出人の続柄を書くことで、相手に故人のことを知らせるとともに、故人への哀悼の意を表します。

しかし、続柄の書き方は一様ではありません。夫婦連名で書く場合や書かないケースがあることなど、続柄の順番や表記に気をつける必要があります。

この記事で解説した続柄の書き方の基本やポイントをおさえて、故人に対する敬意を込めた喪中はがきを作成してください。

また、この喪中はがきについて、出す時期や出す範囲、喪中はがきの文例など、失礼のないように送るための記事も用意しましたので、喪中はがきでわからないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。

>>喪中はがきの書き方や文例と時期などのマナーについて

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