両親(父母)が亡くなった場合の喪中はがきの文例と書き方について
喪中はがきは身内の死を知らせ、年賀状のやりとりを控えるように伝えるものです。
では、両親が2人とも同じ年に亡くなってしまった場合、もしくは父か母のどちらかが亡くなってしまった場合、どのように喪中はがきを書いて送ればいいのか?
今回は、両親 or父か母を亡くした場合の喪中はがきの書き方や注意点について、文例を参考にしながら解説していきます。
両親が亡くなった場合の喪中はがきの文例と書き方
両親が2人とも同じ年に亡くなってしまった場合、喪中はがきの送り方のは2つの方法があります。
- 故人ごとに喪中はがきを送る
- 1つの喪中はがきに両親の名前を記載する
それぞれに意味があるのですが、両親2人が亡くなった場合、故人ごとに別の喪中はがきを作ることができます。その場合、差出人や故人の関係に応じて、喪中はがきの内容を決めることができます。
夫と妻の両方の親族に亡くなった方がいる場合は、
- 夫と妻、それぞれが自分の親族のみを記載した喪中はがきを出す。
- 夫と妻の両方の親族を記載した喪中はがきを出す。
このように分けられると思います。
故人ごとに喪中はがきを送る場合や、夫と妻、それぞれが自分の親族のみを記載した喪中はがきを出す場合は、それぞれ個別なので一般的な喪中はがきの出し方でよいと思います。
しかし、1つの喪中はがきに両親の名前を記入する場合や、夫と妻の両方の親族を記載した喪中はがきを出す場合は、その書き方や続柄、故人の書く順番などの疑問点があると思いますので、それぞれ解説していきたいと思います。
1枚の喪中はがきに両親の名前を記入する場合
まずは、両親を同じ年に亡くされた方について。
両親の名前を1枚の喪中はがきに記載して送る場合、どちらの名前を先に記入するのかですが、亡くなった順番に従って書くのが一般的です。
しかし、実際にはどちらからでも構いません。
- 父親から書く
- 年齢が高い方から書く
- 送る相手が親しい関係の方から書く
あなた自身が納得できる書き方をしてください。
夫と妻の両方の親族を記載した喪中はがきを出す場合
次に、夫と妻の両方の親族を喪中はがきに書く場合ですが、これも先ほどと同じく、どちらの名前を先に書いてもかまいません。
先ほどの例に付け加えるとしたら、「夫の親族、妻の親族の順に書く」といった事も考えられます。
もしくは「差出人に近しい関係の方から書く」といった事でも良いです。
こちらにも特に決まりはないので、あなた自身で選んでください。
夫と妻の両方の親族を1枚の喪中はがきに書く文例
では、先ほどの「夫と妻の両方の親族を記載した喪中はがきを出す場合」について、文例を用意してみました。
例:夫(高田裕次郎)の父(義信)と、妻(高田愛子)の母(佐藤良子)が亡くなった場合
喪中につき 年頭のご挨拶を失礼させていただきます
本年十月に 父 義信が九十一歳にて
十一月に 義母 佐藤 良子が九十二歳にて永眠いたしました
本年中に賜りましたご芳情に感謝いたしますとともに 明年も変わらぬご厚誼のほど お願い申し上げます
令和○年十二月
東京都杉並区今川三ー一三
高田 裕次郎
愛子
夫婦連名で書かれているので、「差出人の夫 高田裕次郎」から見ての続柄になります。
両親(父母)が亡くなった場合まとめ
この記事では、両親(父母)が亡くなった場合の喪中はがきの文例と書き方についてご紹介しました。
故人の名前を2人分書く場合の順番や、続柄の書き方など、注意すべきポイントをお伝えしました。
今回の喪中はがきの書き方が、皆様のお役に立てれば幸いです。
また、この喪中はがきについて、出す時期や出す範囲、喪中はがきの文例など、失礼のないように送るための記事も用意しましたので、喪中はがきでわからないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。