友人への余寒見舞い堅苦しくない文例集！ビジネスでの挨拶の場合は？
余寒見舞いとは、寒中見舞いの時期を過ぎた後に送る季節の挨拶状です。
また、寒中見舞いや余寒見舞いは、喪中であることや年賀状の欠礼をお知らせすることもできます。
しかし、余寒見舞いの書き方は相手やシーンによって変わります。友人への余寒見舞いは、堅苦しくなりすぎないように親しみやユーモアを交えることが大切です。
そこで、この記事では友人への堅苦しくない余寒見舞いの文例をいくつかご紹介します。また、ビジネスでの余寒見舞いの書き方や注意点もチェックしていきましょう。
友人への余寒見舞いの書き方
余寒見舞いとは、立春を迎え春に向かっていく中で残る寒い時期に、相手の健康や安否を気遣う季節の挨拶状です。
余寒見舞いの文面は、相手との関係や親しさに応じて変えましょう。
親しい友人であれば、堅苦しくない余寒見舞いを送る事で、親密さを深めることができます。
そんな友人への余寒見舞いの書き方について、いくつかのポイントをご紹介したいと思います。
- お見舞いの言葉
- 先方の健康を喜ぶ(安否を尋ねる)言葉
- 年賀状を出せなかったことへのお詫び（年賀状を出していなかった場合）
- 自分の安否を伝える言葉（近況報告）
- 指導・交誼のお願い
- 先方の健康や幸せを祈る言葉
- 結びのあいさつ
これらを意識して書くことで文面がうまく組み立てられると思います。
友人への余寒見舞いという事から、親しい間柄であればビジネス関係よりもある程度堅苦しくない表現で良いと思います。
では、この形を意識して友人への余寒見舞いの文例を紹介します。
友人への余寒見舞いの文例
友人への余寒見舞いも1つではなく様々なパターンが考えられますが、よくあるケースを基に文例を紹介していきます。
あなたの状況と合いそうな文例を参考にして、オリジナルの余寒見舞いを作成してください。
- 一般的な友人に送る余寒見舞い
- 友人への堅苦しくない余寒見舞い
- 年賀状の返礼として（年賀状を送っていなかった）
- 自分が喪中だった場合
- 相手が喪中だった場合
- 相手が喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合
この6つのケースで、それぞれ文例をご紹介します。
一般的な友人に送る余寒見舞いの文例
余寒お見舞い申し上げます
残寒身に染みるこのごろですが、お元気でいらっしゃいますか。
こちらは誰一人風邪をひくこともなく、大変元気に日々を送っております。ただ、寒さに弱くて、最近は日課のランニングもサボり気味です。
そろそろ体重も気になり出したので、気合を入れて元に戻さないといけないところです。
まだまだ天候定まらぬ季節ですので、くれぐれもご自愛ください。
友人への堅苦しくない余寒見舞いの文例
余寒お見舞い申し上げます
穏やかな日差しに、身体がのびのびする気持ちです。お変わりございませんか。
私は今年も地元のマラソン大会に参加する予定です。久しぶりに練習再開したら体力がすごく落ちていたので、これから追い込んでいきます。
あと一歩で桜もほころぶようです。また暖かくなってきたら、いっしょにお花見に行きましょうね。
それと、○○ちゃん△△高校受験合格おめでとうございます。
風邪などひかないよう、お互い気を付けて頑張りましょう。
年賀状の返礼としての余寒見舞いの文例
余寒お見舞い申し上げます
立春とは名ばかりの厳しい残寒が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
ご丁寧な年賀状をいただいたのに、あいさつが遅れてごめんなさい。
こちらは家族一同、寒い季節を楽しもうとウインタースポーツや趣味にいそしんでおります。また、お土産渡したいので都合のいい日にち教えてください。
寒さはこれから本番のようです。お体に気を付けてお過ごしください。
遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。
自分が喪中だった場合の余寒見舞いの文例
余寒お見舞い申し上げます
ご丁寧なお年始状をいただき、ありがとうございました。 昨年○月に母が他界しましたため、年末年始の挨拶を控えさせていただきました。
知らせが遅くなってすいませんでした。今年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますので風邪などひかれませんように。
相手が喪中だった場合の余寒見舞いの文例
余寒お見舞い申し上げます
年始の挨拶は喪中とのことで遠慮させていただきましたが、お体は変わりありませんか。
こちらは変わらず元気に過ごしています。
また、気持ちの整理がつきましたら、ご連絡いただけると幸いです。
寒の戻りで冷え込むこともございます。お気を付けください。
相手が喪中と知らず年賀状を出した場合の余寒見舞いの文例
余寒お見舞い申し上げます
ご服喪中とは存じませず、お年始のご挨拶を申し上げてしまい失礼いたしました。
ご家族様の心中はいかばかりかとご拝察申し上げます。
お悔やみが遅れましたことをお詫び申し上げますとともに、ご尊父様のご冥福をお祈り申し上げます。
春寒の折から、くれぐれもご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。
相手から喪中はがきが届かなかった場合は、知らなくても仕方がありません。
もし年賀状の返信があれば、改めてこのように余寒見舞いを送ると丁寧です。
ただし友人が喪中の時は、いくら親しくても礼儀はしっかりとしておかなくてはいけません。この場合は余寒見舞いでもマナーを守った文面にしましょう。
また、年賀状の返信や喪中でのお詫びに関連することは、とにかく早めに対応するのが望ましいです。
寒中見舞いの時期に返信できる場合は、必ずスピーディに対応してください。
＞＞寒中見舞いはがきはいつからいつまでに出すの？出し方のマナーとは
ビジネスでの余寒見舞いの文例
ビジネスの場合では、余寒見舞いよりも寒中見舞いで送る方が一般的です。
ただ、スプリングセールのお知らせなどで、寒中見舞いで送ると時期があいてしまう場合や、他の理由でタイミング的に余寒見舞いの方が都合がいいケースもあるかと思います。
では、ビジネス関連の余寒見舞いの文例を紹介します。
一般的なビジネス余寒見舞いの文例
余寒お見舞い申し上げます
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
寒い日が続きますが 貴社御一同様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
今後とも変わらぬご厚情のほど、よろしくお願い申し上げます。
一般のお客様に向けた余寒見舞いの文例（新生活応援セール）
余寒お見舞い申し上げます
いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
さて、このたび当店は創業20周年を迎えることとなりました。つきましては皆様への感謝の気持ちを込めまして、当店にて3日間限定の新生活応援セールを行います。
ぜひ、この機会にお友人やご家族様とご一緒にご来店ください。
セール期間：3月12日～14日 10時～21時
セール会場：当店1階新生活応援セール会場
ご来店の際には本状をご持参のうえ、お越しください。
友人への堅苦しくない余寒見舞いの文例まとめ
今回は、友人への余寒見舞いの文例と書き方、喪中の友人に余寒見舞いを送るときのポイントと、ビジネス用の文例もご紹介しました。
余寒見舞いは親しい友人に送る場合でも、ビジネスでも、相手に感謝や気遣いを伝えるためのツールの一つとなります。
良好な関係を保つ余寒見舞いの作成に、ぜひ今回の文例を参考にしてください。
寒中見舞いや余寒見舞いは冬のご機嫌伺として送るのはもちろん、松の内までに出せなかった年賀状の代わりや返礼、喪中の方への年頭のあいさつ代わりとしても送ることができる、便利なお便りです。
その寒中見舞いの出す時期や書き方、文例などを別のページでまとめていますので、寒中見舞いで分からないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。