封筒の住所や宛名の書き方とマナー！表面と裏面のポイントを解説

2024年1月13日2024年1月19日

郵便物の第一印象を決めるのは、封筒の住所や宛名の書き方です。封筒の住所や宛名の書き方は、相手に失礼のないように知っておく必要があります。

しかし、封筒の封筒の住所や宛名の書き方には、縦書き・横書き、和封筒・洋封筒、敬称・外付けなど、さまざまなルールやポイントがあります。

この記事では、一般的によく使われる「和封筒」の住所や宛名の書き方と、宛先別の敬称の使い分け、日付けの書き方のマナーなど、表面と裏面をそれぞれ重要なポイントを解説します。

和封筒の住所や宛名の書き方をマスターして、相手に好印象を与えましょう。

【表面】封筒の住所や宛名の書き方

まずは、一般的な封筒にはこのような種類があります。

封筒の種類

• 和封筒(白無地)
• 茶封筒
• 洋封筒(白無地)
• カラー、柄入り封筒
• エアメール封筒

今回は、どのような場面でも使用できる「和封筒(白無地)」の住所や宛名の書き方、配置やマナーについて解説していきます。

 

「和封筒(白無地)」に宛名と住所、郵便番号等を書き入れた基本例がコチラになります。

この例を見ながら、住所や宛名などについて、文字の大きさや書く位置などの全体的なバランスを含めて説明していきます。

 

①宛先住所の書き方

宛先の住所の書き方は、郵便番号の枠から1文字分(約1㎝)くらい下の位置から書きはじめます。 また、あまり右に寄り過ぎない位置から書き始めます。 改まった相手には、都道府県や市町村名を省略してはいけません。縦書きの場合、番地などの数字は漢数字で書きます。

 

②宛先の住所が長い場合の書き方

また、住所が長い場合は改行して2行目を書きます。 2行目は、行頭より1～2文字分ほど下げて書きはじめます。住所は郵便番号の下4ケタの幅内に収まるようにしましょう。 長い住所の場合も、2行以内にまとめれるように字幅や大きさを調整して書くとスマートです。マンションの部屋番号は算用数字でも構いません。

③宛名の書き方

宛名は封筒全体の中央に書きます。この時、上の郵便番号の左端の枠から出ないようにしてください。 そして文字は住所よりも大きく書き、行頭よりやや下げた位置（住所の1行目から1文字下げたくらいの位置）から書きはじめます。 名前は文字間を詰め過ぎず、余裕を持たせて書きます。

 

④宛名の敬称の書き方

敬称は、「様」などの敬称が、住所よりも下の位置で書き終わるように調整するとよいでしょう。 敬称は名前と同じか少し大きめの字で書きます。 なお「殿」は「様」より格下と捉える向きもあるので、使わないほうが無難です。

 

【裏面】封筒の住所や宛名の書き方

和封筒の裏面には、自分（差出人）の住所や郵便番号、名前や日付を書き入れるのが正式な書き方になります。

和封筒では『縦書き』にします。

 

その場合で少し書き方が違ったり、住所や名前を書く位置についても2パターンほどあります。

封筒の中央に紙の継ぎ目があるタイプや日付について。また「封字」についての書き方などを詳しく解説していきます。

「和封筒(白無地)」の裏面に、差出人の名前と住所、郵便番号等を書き入れた基本例がコチラになります。

この例を見ながら、住所や宛名などについて、文字の大きさや書く位置などの全体的なバランスを含めて説明していきます。

①封字の書き方

封筒のフタと本体の両方に文字がかかるように書き入れます。封字は「確かに封をしました」という印です。 「〆」のほかに「封」「緘」「締」でも可能です。また、結婚の手紙には「寿」、 長寿祝いなどには「賀」を使います。 封は必ずのり付けをします。セロハンテープを横に貼って封をするのはマナーとしてよくありません。

 

②差出人の住所の書き方

差出人の名前と住所、郵便番号の書き方には、封筒の仕様によっていくつかパターンがあります。 封筒の中央にある紙の継ぎ目がある場合。 封筒に郵便番号の「□」の枠が印刷されている場合 今回示した例では、「封筒の中央に継ぎ目があって、郵便番号の書く欄がない封筒」ですが、真ん中に住所と名前、郵便番号を書き入れています。 住所の書き方は、封筒の中央にある紙の継ぎ目の右側、封筒の高さの真ん中よりやや上の位置から書きはじめます。自分の住所は都道府県を省いても大丈夫です。 文字はあまり大きくしないようにして、バランスを整えて下さい。

 

③差出人の名前の書き方

差出人の名前の書き方は、紙の継ぎ目の左側から書きはじめましょう。 住所の文字よりも大きめに書き、住所と下を揃えるくらいの配置にするとキレイに仕上がります。 もし、代筆の場合は、本来その手紙を書くべき人の氏名を記し、代筆者の名前は書かず、名前の左下に「代」または「内」と入れます。

④郵便番号の書き方

郵便番号は中央部分の差出人と住所の上に書き入れます。 最初に「〒」の記号を入れて、続けて算用数字で書き入れます。 封筒に初めから郵便番号の枠が印刷されているときは、そこに書き入れます。その場合は住所や氏名もその郵便番号の位置に合わせて書くのがスマートです。

 

⑤日付の書き方

発信日付の書き方は、封筒の左上に書き入れるといいでしょう。ただし封筒の右上に書いたとしても大丈夫です。 日付は縦書きで漢数字を用いて書き入れますので、それを考慮し全体のバランスとしておかしくない位置であれば大丈夫です。

 

住所や氏名を左に寄せて書く場合

郵便番号が封筒の左側に印刷されているケースでは、住所や氏名の書き方の例は次のようになります。

住所や氏名は中央か左側か書き方がありますが、郵便番号の枠がない場合は基本的にはどれを選んでもらっても大丈夫です。郵便番号の枠がある場合は、それに合わせて書くとキレイになります。

封筒の住所や宛名の書き方まとめ

封筒の住所や宛名の書き方とマナーについて、表面と裏面のポイントを解説しました。

封筒は手紙や書類の第一印象を決める重要な要素です。相手に失礼のないように、正しい書き方とマナーを守りましょう。

封筒の書き方とマナーをマスターして、スムーズなコミュニケーションを図りましょう。