手紙の主文とは何なの?文例と2つのチェックポイント!
手紙の主文とは何なのか。
手紙の内容を決める主文では、しっかり相手に伝えたいことを書く必要があります。
その手紙の主文の構成や注意点として2つのチェックポイントにまとめて解説していきます。
そして手紙の主文例を「報告や感謝の気持ち」を交えて用意したので、ぜひ参考にしてください。
手紙の主文とは何なの?
手紙の主文とは「本題」にあたります。
前文で気候についてや安否確認など初めの挨拶を行い、そして主文へと入っていきます。
本文では伝えたい事、用件をなるべく簡潔に最初に述べるのがポイントです。
そして詳しい事情へ続けていくのがスムーズな主文の書き方になります。
手紙の主文に必要な2つのチェックポイント
手紙の主文には2つのチェックポイントがあり、
④起語
⑤本文
この2つを抑えておく必要があります。
まず一つ例文を見て構成についてチェックしていきます。
拝啓 歳末の候、ご家族の皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご指導を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、このたびは、ご丁重なお歳暮の品を頂戴しまして、誠にありがとうございました。子供たちは大喜びで、豪華な食事を楽しませていただきました。
年末ご多忙の折、寒さも一段と厳しくなってまいりますので、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
まずはお礼のみにて、失礼いたします。 敬具
手紙の構成についてはコチラ → 手紙の構成に必要な項目は?改まった形は縦書き!
この手紙の文例で主文は
起語:さて、このたびは、
本文:ご丁重なお歳暮の品を頂戴しまして~
このようになるのが基本的な主文の構成です。
手紙の主文のポイント
主文の中にも④起語⑤本文といった言葉が必要になりますが、それぞれで注意点やポイントがあるので整理していきましょう。
起語
「さて、このたびは、」「突然ですが、」「つきましては、」などの言葉で前文からスムーズに本題に移るキッカケの言葉になります。
起語の例
さて、この度は、ところで、実は、ときに、今回は、突然ですが、早速ですが、先日は、ついては、つきましては、他でもありませんが、すでにご存知かと思いますが、誠に申し上げにくいのですが、など
このような言葉で主文を起こします。
本文
本題はわかりやすい文章で、用件をなるべく簡潔に最初に述べるのがポイントです。
そして詳しい事情へ続けていくのがスムーズな主文の書き方になります。
手紙の主文例「報告や感謝の気持ち」を交えて
主文は手紙で最も伝えたい事を書くところです。
頂いた物に対するお礼や近況報告、お詫びや招待などさまざまですよね。
いろんな手紙がある中で、文例として「報告や感謝の気持ち」を伝える手紙の主文をいくつか用意しました。
出産祝いの手紙の主文
さて、このたびはめでたくお嬢様が男子をご出産されたとのこと、謹んでお喜び申し上げます。初産とのことで○○様ご夫妻のお喜びも格別なものと拝察いたします。
催促の手紙の主文
ところで、先日海外旅行で共同購入した土産物はもうお手元に届いたでしょうか。商品の明細と代金振り込み先の用紙を同封しておきましたが、まだ振り込まれていないようなので、届いていない可能性を考え一筆書かせていただきました。
帰省の手紙の主文
さて、以前からお話しさせていただいた通り、今年の夏は帰省しお盆の3日間お世話になりたいと思いますが、ご都合はいかがですか。子供たちも今から大変楽しみにしております。
まとめ
手紙の主文は文字通り本題にあたります。
まずは用件を簡潔に伝えて、あとから詳細など付け加えていくとよいのではないでしょうか。
その際に名前や具体的なエピソードなども入れて、本文を完成させてください。
手紙の主文が書ければ、次は「末文」に移ります。
末文では相手の健康を気遣ったり、今後の親交をお願いする結びの挨拶になりますが、ここでもポイントがあります。
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