2024年お歳暮を贈る時期はいつ?関東・関西・沖縄の違いや遅れた場合の対処法

2023年10月21日

お歳暮を贈る時期はいつ?お歳暮は、一年間お世話になった方に感謝の気持ちを伝える大切な風習です。

しかし、お歳暮を贈る時期は地域や相手によって異なります。特に、関東と関西ではお歳暮の時期が一週間ほどずれています。また、沖縄ではお歳暮の期間が長いという特徴があります。

お歳暮を贈る時期を間違えてしまったり、遅れてしまったりすると、相手に失礼にあたる可能性もあります。

そこで、この記事では、2024年のお歳暮を贈る時期はいつからいつまでなのか、地域別・相手別のマナーや、お歳暮が遅れた場合の対処法について詳しく解説します。お歳暮を贈る時期に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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お歳暮の時期はいつからいつまで?

お歳暮とは、年末になると、親しい人やお世話になった人に感謝の気持ちを込めて贈るものです。お歳暮の習慣は、江戸時代に始まりました。当時、武士は年末に組頭に贈り物をすることがありました。また、お正月の祭りで使うお神酒やお供え物を、年末に実家や本家に送ることもありました 。

では、2024年のお歳暮の時期はいつからいつまでなのか。

地域によって違いはあるものの、だいたい12月上旬から25日くらいまでが送る期間となっています。

12月13日は「正月事始めの日」と言われていて、正月の準備を始める日です。20日までにお歳暮を贈る理由は、20日以降はどの家庭も忙しくなるからだと言われています。

しかし、最近では11月下旬から贈る人も増えてきています。会社や企業では、11月に入るとすぐに準備を始めて、11月のうちに送ってしまうこともよくあります。また、毎年時期が早くなってきていますので、遅くならないように注意しましょう。

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お歳暮の時期は関東と関西で違う?

お歳暮の時期は関東と関西で違う。

という事を聞くことがあると思いますが、地域別に見ると関東地方では12月1日~25日くらいまでがお歳暮時期です。

関西では12月10日~25日くらいまでがお歳暮時期です。

お中元の場合は「月遅れ」と言って、関東と関西で時期がかなり違うという事もありましたが、お歳暮の場合は「月遅れ」の習慣はありません。

>>お中元を渡す時期はいつからいつまで?関東・関西・北海道・九州・東北・東海

ですので、現在はどの地域でもだいたい同じような時期になって来ています。

とは言え、地域によって少し時期の違いがありますので、それぞれの地域について説明しますね。

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関東地方:12月1日~25日

関東地方では、お歳暮を早めに済ませる習慣があります。特に東京や神奈川などの都市部では、12月初旬にはお歳暮を届ける人も多くいます。

これは、年末の忙しさを避けるためや、お歳暮が年賀状と重ならないようにするためと言われています。

沖縄地方:12月1日~25日

沖縄地方では、お歳暮の期間が長く設定されています。これは、沖縄の気候が温暖で、冷蔵庫が普及する前は生鮮物を保存するのが難しかったためと言われています。また、沖縄では年末年始の休みが長く、ゆっくりとお歳暮を楽しむことができます。

関東・沖縄以外の地域:12月10日~25日

関東・沖縄以外の地域では、お歳暮の時期はだいたい12月10日~25日くらいまでとなっています。ただし、同じ地方でも細かく見ると、一部地域や県内で時期がずれることもあります。

例えば、北海道では12月15日~25日くらいまでがお歳暮時期です。

また、九州では12月10日~20日くらいまでがお歳暮時期です。そのため、お歳暮を贈る相手の住んでいる地域の習慣を確かめておきましょう。

とは言うものの、最近はお歳暮の時期も地域による違いは薄れてきています。

イオンなどの大型施設では11月から予約を開始して、お歳暮の混雑する時期をずらしたり工夫されています。

11月中など早めの配送だと割引が適用されたり、特典が付与されたりなどする事もあって、お歳暮の時期は以前のような細かい意識は薄れてきていますね。

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生鮮物を贈る場合:年始直前

地域別のお歳暮の時期ではなく、商品による送る時期についてですが、数の子や鮭、カニなどの生鮮物を贈る場合は、年始直前に届くように手配しましょう。

生鮮物は新鮮さが命ですから、早めに贈っても相手に迷惑をかけることになりかねません。また、生鮮物は冷蔵庫で保存する必要がありますから、相手の冷蔵庫の容量や受け取りの都合も考慮しておきましょう。

こういう事もありますので、お歳暮の送り状は品物が届く2~3日前に先に送るのがマナーになります。

そんなお歳暮についての時期やマナー、送り状の書き方やお礼の仕方などはコチラ⇒【お歳暮の時期やマナー、お礼状の書き方などについて】にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

お歳暮の時期が過ぎたら?

もし、お歳暮の時期が過ぎたらどのようにして贈り物をすればいいのか?

いくつか方法はありますが、お歳暮を贈りそびれた場合や年内に届かない場合は、関東地方では1月7日(松の内)までに、「御年賀」として贈ります。

関西地方では1月15日までに贈ります。その場合、先方に謝って年明けに贈ることを伝えます。

松の内を過ぎてしまうと「寒中御見舞・寒中御伺」として贈ることになります。

 

お歳暮を送る時期に忌中だった場合

お歳暮を送る時期に相手先が忌中だった場合は、新年を越して「寒中見舞い」として送ります。その際には、送り状も「寒中お見舞い申し上げます」と書き、統一する方が良いです。

親しい間柄であれば「地元で評判の~」「SNSで人気の~」など、贈り物を説明する言葉を使っても大丈夫です。相手の事を考えたり、こだわりを持って選んだ品物だということが伝わります。

日ごろお世話になっている方には、「今後ともよろしくお願いします」と一言添えておきましょう。

その文例を載せておきます。

寒中お見舞い申し上げます

新年を迎え、叔父様、 叔母様にはご健勝のことと存じます。

日ごろお世話になっているお二人に、地元で評判のチーズケーキをお送りさせていただきます。ご家族の皆様でご笑味ください。

今年も何かとお世話になることと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2024年お歳暮を贈る時期のまとめ

2024年のお歳暮を渡す時期はいつからいつまでなのか、関東と関西の違いがありますが、地域によって分かれていることもわかりますね。

しかし、最近ではそこまで深くお歳暮の時期について考える必要もなくなってきていると思います。

どちらかというと、早めの時期はそこまで深く考えなくても良いですが、遅くなって年末ギリギリとか、年を越してしまうとかにならないように気をつければいいんじゃないでしょうか。

あとは生鮮食品を送る場合も、日持ちしない品物は相手のスケジュールも考慮して送る時期を決めればいいと思います。

送り先の相手が年末に旅行に行って留守にしているのに、お歳暮を贈ってしまって受け取ってもらえなかった、なんて事態は避けたいですね。

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