頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!

2019年3月26日

頭語 結語 組み合わせ

手紙を書くときは頭語と結語はセットで使い、状況や相手に応じて使い分けるのがマナーです。

礼儀正しい手紙を書くためには、頭語と結語を対応させて用いることが重要となるので、しっかりと組合せを確認して使用するようにしてください。

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頭語と結語の組み合わせ一覧

種類 頭語 結語
一般的な手紙(往信) 拝啓/拝呈/啓上/拝進 敬具/敬白/拝具
一般的な手紙(返信) 拝復/復啓/拝誦 敬具/敬答/拝答
改まった手紙(往信) 謹啓/謹呈/粛啓/恭啓 謹言/謹白/敬白/頓首
改まった手紙(返信) 謹復 謹言
急ぎの手紙 急啓/急白/急呈 不一/不備/草々/早々/匆々/不尽/以上
初めての手紙 謹啓/恭啓/拝啓 敬具/拝具/謹言/敬白
前文省略の手紙 前略/冠省/略啓 草々/不一/早々/匆々/不備/不尽
再度出す手紙 再啓/再呈 敬具/拝具/謹言/敬白

頭語と結語の組合せ例として手紙の種類別で分けています。

このように「拝啓」と「敬具」、「前略」と「草々」といったようにセットで覚えるようにし、状況に応じて格を合わせるのがマナーです。

 

女性ならではの頭語と結語の組み合わせ

上記の頭語と結語の組み合わせは一般的で男性が使う場合などに用いられますが、女性ならではの頭語と結語の組み合わせもあります。

種類 頭語 結語
一般的な手紙(往信) 一筆申し上げます かしこ/さようなら/ごめんくださいませ/ごきげんよう
一般的な手紙(返信) お手紙拝見しました/お手紙ありがとうございます かしこ/お返事まで/さようなら
改まった手紙(往信) 謹しんで申し上げます かしこ
改まった手紙(返信) お手紙謹んで拝読いたしました かしこ
急ぎの手紙 取り急ぎ申し上げます かしこ/取り急ぎ申し上げました/さようなら
初めての手紙 初めてお便りを差し上げます/突然お手紙を差し上げるご無礼をお許しください かしこ
前文省略の手紙 前略ごめんください/前文お許しください かしこ/あらあらかしこ
再度出す手紙 重ねて申し上げます かしこ

*「かしこ」はビジネス文書では使いませんので注意してください。

 

ビジネスで使われる頭語と結語の組み合わせ

頭語と結語は礼儀を大切にするビジネスの場面で使われることがかなり多いです。

ですので、大事な書類を送る時や社内連絡などでも使うことが多くなるので、頭語と結語の組み合わせと時候の挨拶の文例をセットで覚えておくと便利です。

ビジネス文書での文例をいくつか用意したので、そのまま使ってもらっても構いません。

拝啓 春暖の候となりましたが、皆様にはいよいよご清栄のことと存じます。
謹啓 貴社におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
拝啓 歳末ご多忙の折、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
謹啓 貴社ますますご清祥のことと存じます。
拝啓 先生におかれましては、ますますご壮健でご活躍のことと拝察申し上げます。

「拝啓-敬具」「謹啓-謹言」と組み合わせて時候の挨拶の参考にしてください。

 

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頭語と結語の読み方

頭語と結語に使われる言葉にはたくさんありますが、そのそれぞれの読み方についてまとめます。

頭語の読み方

拝啓(はいけい)/拝呈(はいてい)/啓上(けいじょう)/拝進(はいしん)
拝復(はいふく)/復啓(ふくけい)/拝誦(はいしょう)
謹啓(きんけい)/謹呈(きんてい)/粛啓(しゅくけい)/恭啓(きょうけい)
謹復(きんふく)
急啓(きゅうけい)/急白(きゅうはく)/急呈(きゅうてい)
前略(ぜんりゃく)/冠省(かんしょう)/略啓(りゃくけい)
再敬(さいけい)/再呈(さいてい)

結語の読み方

敬具(けいぐ)/敬白(けいはく)/拝具(はいぐ)
敬答(けいとう)/拝答(はいとう)
謹言(きんげん)/謹白(きんはく)/敬白(けいはく)/頓首(とんしゅ)
謹言(きんげん)
不一(ふいつ)/不備(ふび)/草々(そうそう)/早々(そうそう)/匆々(そうそう)/不尽(ふじん)/以上(いじょう)

 

頭語と結語の意味

頭語の意味とは挨拶の「こんにちは」にあたる書き始めの言葉です。

結語の意味とは「さようなら」にあたる文の終わりの言葉です。

ハガキでは省略されがちですが、必ずセットで使い状況に合わせ相手の格に合わせて使うようにしましょう。

一般的に使う頭語は「拝啓(はいけい)」です。

「拝」は「おがむ」、「おじぎをする」という意味があり「啓」は「もうす」なので、「お辞儀をして申し上げます」という意味になります。

「拝啓(はいけい)」に合わせた結語は「敬具(けいぐ)」です。

「敬」は「うやまう」で「具」は「おとも」や「のべる」といった意味があるので、「相手を敬う気持ちで述べる」という意味を持ち合わせています。

ですので、頭語と結語の組合せを間違うとおかしな挨拶と締めくくりの言葉になってしまうのです。

 

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頭語と結語は正しい組み合わせで

頭語と結語の組合せがおかしくなると、手紙全体の意味もおかしくなってきます。

例えば、相手の方が先生のような最上級の頭語を用いるべきの方に対ては、「謹啓-謹言」といった組み合わせで作成しますが、「謹啓-草々」などの使い方だとおかしくなります。

「草々」は簡略を詫びる言葉だから、組合せとしておかしい意味になりますね。

前文を省略するのであれば「前略-草々」などを用います。

また、「かしこ」のような女性特有の言い回しの文章を和らげる言葉もあります。

ただしビジネスの場面で「かしこ」は使いません。

 

よく使われる頭語と結語の組合せ

一般的な手紙(往信):拝啓-敬具
改まった手紙(往信):謹啓-謹言
前文省略の手紙:前略-草々
女性の一般的な手紙:一筆申し上げます-かしこ

頭語と結語を時候の挨拶と絡めて使うことが多くなります。

各月別の時候の挨拶についてはコチラでまとめていますので、ぜひ参考になさってください。

【1~12月別】時候の挨拶「上旬・中旬・下旬」の例文や書き方

 

頭語と結語を使った文例

頭語と結語を使った文例を一つ用意しました。

今回はお歳暮のお礼を知人にする際の手紙の書き方で、例を見ていこうと思います。

 

頭語と結語

拝啓 師走の候、お元気で年末をお迎えのことと存じます。

このたびは立派なカニのお歳暮を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。

さっそく、カニ鍋や焼きガニでいただきまして子供たちも大喜びでした。

美味しいものをいただき、家族全員幸せな気持ちでいっぱいになりました。本当にごちそうさまでした。

慌ただしい年の暮れではございますが、どうかお身体にお気をつけくださいませ。

まずはお礼のみにて、失礼いたします。 敬具

 

頭語や結語を使わない手紙

内容によっては頭語や結語を使わない手紙があります。

まず、葬儀にかかわる手紙では死亡通知や葬儀の案内状などありますが、喪家に出す場合は使わないとされています。

時候の挨拶などを言っている場合ではないような状況ではないため使わないのですが、同じような事に火事や災害、病気などの見舞状も当てはまります。

他にも、年賀状や暑中見舞い、寒中見舞いなどにも使いません。

年賀状の「謹賀新年」や「暑中見舞い申し上げます」といった言葉自体が頭語の役割をはたしているためです。

手紙にもさまざまな形があるので、その基本的な構成からしっかりとマスターしていきましょう!

>>手紙の構成に必要な項目は?改まった形は縦書き!

 

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