連名で年賀状を出すときの宛名の書き方とは?家族何人までとか限度はあるの?

連名で年賀状を出すときの宛名の書き方とは年賀状を出すときに、相手家族のみんなに年賀状を出したい。夫婦2人に向けて年賀状を出したい。

そんな時には連名で宛名を書いて出すと良いのですが、連名で年賀状を出す場合は宛名の書き方や家族の人数に注意しなければなりません。

そこで今回は、連名で年賀状を出すときの宛名の書き方について。

また、その他にも気になるポイントとして、

  • 連名にする時の位置やバランス
  • 敬称の付け方
  • 3人や5人の時の違い
  • 家族の人数は何人までが限度なのか
  • ビジネスシーンで連名は使って良いのか

このように、それぞれの疑問点を順番にまとめていきたいと思います。

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年賀状を出すときの宛名の書き方

まずは、連名ではなく、年賀状を出すときの宛名の書き方の基本的な部分について解説していきます。

例として、こちらの「年賀状の宛名の書き方」についての画像を見ながら説明していきます。

個人宛ての年賀状

住所について

まずは住所ですが、はがきの右端から1行分のスペースを空けて書きます。上の郵便番号の枠から1文字分あけて書き始めてください。

都道府県、市区町村、番地、建物名、部屋番号の順に書きますが、省略しないで書くのがマナーです。

そして、縦書きの場合は番地を書く際「三」や「七」といった「漢数字」を使います。

また、画像では「メゾン○○201号室」というように「201」を算用数字で書いていますが、マンションの部屋番号は算用数字を用いた方がわかりやすいです。

住所の番地は漢数字、マンションの部屋番号は算用数字というような使い分けをしています。

また番地の漢数字表記も「四三-七」もしくは「四十三-七」のどちらでもいいと思います。

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年賀状の宛名の位置とバランス

宛名の書き出し部分は、住所の一文字目よりも半分くらい下げた位置に書きましょう。

配置は、年賀状の中央部分に名前が来るように整えてください。(上の郵便番号の1番左と2番目の枠の中間あたりが中央になります。)

最後は「様」と敬称をつけます。名前から一文字あけて「様」をつけてください。「様」などの敬称は、名前と同じか、それよりも少し大きめの文字で書くと良いでしょう。

この形が基本となります。

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連名で年賀状を出すときの宛名の位置やバランス

連名で年賀状を出すときの宛名の位置やバランスは、次のようになります。こちらは夫婦に宛てた年賀状になります。

個人宛ての年賀状(連名夫婦)

このように、連名の場合はバランスを整えるため、ハガキの中央を境に右側にご主人の名前を書き、その左側に奥様の名前を書きます。奥様の名前の上には苗字入れずに名前のみ書きます。(日本では夫が世帯主であるケースが大半を占めているため)

位置としては、画像のように「ご主人の名前の1文字目の高さ」に合わせて奥様の名前を書きます。

また、必ず両方の名前に「様」をつけます。「片方だけ」とか、「中央に一文字だけでまとめる」という事はマナー違反ですのでしないで下さい。

 

連名の順番と敬称の付け方

連名で年賀状を出す場合は、世帯主の名前を先に書くのがマナーです。例えば、夫婦に宛てて年賀状を出す場合は、ご主人の名前を先に書きます。

この場合、奥様宛てであったとしても、ご主人の名前を先に書きましょう。

個人宛ての年賀状(連名夫婦子供付き)

連名で年賀状を出す場合で子供も含める場合は、子供の名前は年齢順に書くのが良いです。また、子供が小さい場合の敬称は「様」ではなく「君」や「ちゃん」を使うのが一般的です。

上の画像は3人家族の場合で、中央に奥様の名前が来るように位置を整えるとバランスが良くなります。

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連名は家族何人までが限度なのか?

連名で年賀状を出す場合は、家族の人数は4人までが目安です。5人以上の場合は、「御家族様」「御家族一同様」などと書くのがスマートです。

例えば、次の画像を参考にしてください。

個人宛ての年賀状(連名ご家族様)

 

このように、まずは中央から右にご主人の名前を書きます。そしてその左側に「御家族様」と書きます。

 

奥様の名前がわからない場合

世帯主のご主人の名前は知っているけど、「奥様の名前を知らない」「名前は知っていても漢字が分からない」というケースもあると思います。

この場合は、ご主人の名前は普通に書いて、奥様の所には「令夫人」「御奥様」と書けば大丈夫です。

逆に奥様宛ての年賀状でご主人の名前が分からない場合は、「ご主人様」と書く方法もありますが、上で解説したように、世帯主が先に来ます。

日本では世帯主はご主人の場合がほとんどなので、奥様の左にご主人様と書くと違和感が残ります。ですので、その場合は奥様の名前のみ中央に書き連名にしません。

その上で、裏面の一文に「ご主人様にもよろしくお伝えください」といった一言メッセージを添え書きすると良い形に収まると思います。

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ビジネス年賀状の宛名に連名を使うとマナー違反?

ここまでは個人的な年賀状についての解説でしたが、ビジネスの場合はどうなのか?

取引先の担当者2人にお世話になっていたなどの場合、連名にすると手間が省けますが、ビジネスの場面で取引先相手に連名で年賀状を送るのはマナー違反です。

必ず別々に年賀状を作成するようにしてください。

会社宛ての年賀状の宛名の書き方については、別の記事で詳しくまとめているのでこちらを参考にしてください。

>>会社宛の年賀状の宛名の書き方|相手の役職や「御中」の使い分けを解説!

この記事では、取引先の個人に宛てる場合や、取引先の部署・課に宛てる場合などの違いについて解説しています。

書く位置やバランス、マナーなど細かい点も解説してますので、ぜひご覧になって下さい。

 

連名で年賀状を出すときの宛名の書き方まとめ

連名で年賀状を出すときの宛名の書き方は、家族の人数や関係性によって異なります。

そして相手に失礼のないように、丁寧に書くことが大切です。

この記事では、夫婦に宛てる場合や子供がいる場合の書き方について。そして位置やバランスなど、年賀はがきの宛名のマナーについてまとめました。

年賀状は新年の挨拶と感謝の気持ちを伝える大切な文化ですが、宛名の部分にも注意すべきことが多いですね。

ぜひ、この記事を参考にして、素敵な年賀状を作成してみてください。

友達には気楽に送れる年賀状も、会社の上司や取引先相手、親戚に送る時に年賀状の書き方で悩んだりしてないですか?そんな方のために、年賀状の書き方や例文を別のページで相手別でまとめています。

そして年賀状の出す時期やマナーなど、失礼のないように送るための記事も用意しましたので、年賀状で分からないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。

>>年賀状の書き方や文例と時期などのマナーについて

 

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