年賀状の句読点は気にしないとダメな理由|つけてしまったらマナー違反なのか?

年賀状の句読点は気にしないとダメな理由|つけてしまったらマナー違反なのか?句読点をつける事は、文章の区切りや読みやすさ、文意の明確化などに効果的ですが、年賀状においては句読点を使わないことがマナーとされることがあります。

では、なぜ年賀状の句読点は気にしないとダメなのでしょうか?そして、句読点をつけてしまったらどのような印象を与えるのでしょうか?

この記事では、年賀状の句読点に関するマナーや注意点、書き方のコツなどを紹介します。

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年賀状の句読点は気にしないとダメな理由

年賀状は、一年の始まりに相手に感謝や祝福の気持ちを伝えるものです。そして年賀状に句読点は使わないというのは昔からの慣習です。

手紙や招待状などでは、句読点を付けると「区切り」を意味すると考えられていました。

そのため、年始の挨拶や結婚のお知らせなど、縁起のいいことを伝える時には句読点を避けていたのです。

特に句点(。)は文の終わりを示すものなので、年賀状においては終わりのない続く関係を表すために避けるべきとされています。

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句読点を使わず読みやすい年賀状を書くコツ

では、句読点を使わないで、読みやすくて丁寧な年賀状を書くにはどうすればいいのでしょうか。

その書き方のコツとして、3つの方法を紹介します 。

 

スペースで区切る

句読点の代わりに、適度にスペースを入れることで文章を区切ることができます。

スペースは半文字分くらいの幅がおすすめです。スペースを入れることで、文章がひとかたまりにならずに読みやすくなります。

例えば

あけましておめでとうございます 昨年は大変お世話になりました 本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

というように書くことができます。

 

改行を使う

句点(。)をつける場所は、次の文章を続けずに改行します。読点(、)をつける場所は、その文で改行します。

長い文章を書く場合は、ハガキの縦幅の2/3ぐらいを目安に文節の切れ目で改行を入れていきます。改行を使うことで、文章の流れがわかりやすくなります。

例えば

あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました
本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

というように書くことができます。

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一文を短くする

文章が長すぎると、読みにくくなります。簡潔にまとめるようにしましょう。

余分な言葉は省いたり、同じ意味の言葉を重ねないようにしたりします。

一文を短くすることで、文章がすっきりとします。

例えば、

あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました
本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

という文章は、

あけましておめでとうございます
昨年はお世話になりました
本年もよろしくお願いします

 

というように書くことができます。

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年賀状の句読点をつけてしまったらマナー違反?

年賀状の句読点は気にしないとダメな理由は、文章の印象や見た目、敬意などに関係しています。

年賀状に句読点をつけることがマナー違反というわけではありませんが、つけないことが一般的で好ましいとされています。年賀状の句読点については相手の好みや文化にも配慮することが大切です。

そんな中で年賀状を書く際、句読点に気にしないといけないケースは

  1. ビジネス関係の年賀状
  2. 目上の方への年賀状
  3. 冒頭の賀詞

特にこの3つに注意してください。それぞれについて具体例や理由を解説していきます。

 

1.ビジネス関係の年賀状で句読点は使わない

現代では句読点の使い方も変わってきており、文章中には句読点を入れても問題ありません。

特に、友達や家族などに送る年賀状では、自分の個性や感情を表現するために句読点を使ってもいいでしょう。

しかし、ビジネス関係で取引先や顧客に年賀状を送る際には、年賀状に句読点は使わないようにしましょう。

理由は先ほど述べたとおり、ビジネスの場面では相手に失礼のないようマナーを守る必要がありますので、句読点には注意してください。

 

2.目上の方への年賀状

先ほどのビジネス関係と同じ理由で、目上の方に送る年賀状にも句読点は使わないようにしてください。

上司や先輩、恩師の先生やお世話になった方など、礼を尽くすべき方々に送る年賀状にも、尊敬の念を込める意味も含め句読点は付けない方が良いでしょう。

 

3.賀詞に句読点は入れない

友人や親しい家族などには句読点を使っても問題ないと思いますが、そんな親しい間柄でも、賀詞だけは句読点を使わないようにしてください。

「謹賀新年」や「迎春」などの賀詞には句読点を使いようもありませんが、文章で表す賀詞、特に代表的な言葉が、

「新年 おめでとうございます」

この言葉を使う際に

「新年、おめでとうございます。」「新年、おめでとうございます!」

というように、句読点や感嘆符は使わないで下さい。

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年賀状に句読点をつけてしまったら

年賀状に句読点をつけてしまったときは、どう対処すればよいのか困りますよね。

まず頭に思い浮かぶのが修正ペンなどでリセットする方法ですが、修正ペンや修正テープは使わないでください。

句読点を消すことは、相手に対する敬意がないと感じられるかもしれません。

さらにマナー違反なのは、表書きを修正することです。これは相手の名前や住所を間違えたということになり非常に失礼です。

 

手間になりますが、新しい年賀状に書き直してください。

でも、句読点を書いてしまった年賀状は捨ててしまうのではなく、郵便局で交換してもらいましょう。

年賀はがきは、販売期間内であれば5円の手数料で新しいものに交換できます。これは、誤字や喪中などで送れなくなった場合にも有効です。一般のはがきや切手も同様に交換できますので、覚えておくと便利です。

書き損じの年賀状の交換方法については、別ページで詳しく解説してますので、ぜひこちらもあわせて読んでみて下さい。

>>書き損じ年賀状の交換はいつまで?郵便局の手数料や条件を徹底チェック!

 

年賀状の句読点まとめ

句読点は日本語の文章において重要な役割を果たしていますが、年賀状に限っては句読点の有無がマナーの問題となることがあります。

年賀状に句読点をつけるかどうかは相手との関係性もありますが、ビジネス関係や目上の方に送る年賀状では避けておきましょう。

また、句読点をつけてしまったら、修正したりせず新しい年賀状に書き直して、相手に失礼のないように年賀状の作成を行ってください。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

友達には気楽に送れる年賀状も、会社の上司や取引先相手、親戚に送る時に年賀状の書き方で悩んだりしてないですか?そんな方のために、年賀状の書き方や例文を別のページで相手別でまとめています。

そして年賀状の出す時期やマナーなど、失礼のないように送るための記事も用意しましたので、年賀状で分からないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。

>>年賀状の書き方や文例と時期などのマナーについて

 

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