便箋の折り方や封筒の入れ方とは?三つ折りの向きや横書き手紙も徹底解説!
手紙を書くとき、便箋の折り方や封筒の入れ方は気になりますよね。
特に、三つ折りの向きや横書き手紙の場合は、どうすれば正しいのか迷うこともあるでしょう。
実は、便箋の折り方や封筒の入れ方には、マナーや作法があります。それらを知っておくと、手紙の印象がよくなり相手に敬意を表すことができます。
この記事では、便箋の折り方や封筒の入れ方の基本的なルールをご紹介します。
また、三つ折りの向きや横書き手紙の場合の注意点も徹底解説します。手紙を書く機会が多い方や、手紙のマナーに自信がない方は、ぜひ参考にしてみてください。
便箋の折り方の基本
便箋とは、手紙を書くための紙のことで、日本では昔から親しまれている文化です。
便箋にはさまざまな種類やサイズがありますが、一般的には長形3号と呼ばれるA4判(幅210mm×297mm)や長形4号のB5判(幅182㎜×257㎜)が多く使われています。
他にも便箋には様々な種類がありますが、ここでは一般的な長形4号のB5判の便箋を例にとります。
B5判の大きさをイメージしやすいのは、学習ノートやルーズリーフの大きさです。
便箋に手紙を書いたあとは、折り方にも気を付ける必要があります。折り方が雑だと、相手に失礼な印象を与えたり、郵便物としての品質を損なったりする可能性があります。そこで、便箋の折り方を紹介します。
また、封筒については一般的に手紙を入れるのに適している和封筒を例にとります。
和封筒に入れる場合、一般的な折り方には三つ折りと四つ折りがあります。和封筒とは、日本独自の伝統的な封筒のことで、角形や長形などの形があります。
これが一般的な和封筒です。
封筒の住所や宛名の書き方とマナーについてはこちらのページにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
【三つ折り】便箋の折り方と封筒への入れ方
和封筒に便箋を入れるときは、便箋を適切に折る必要があります。まずは三つ折りについて説明していきます。
便箋の下から1/3を折り上げます。
上の1/3を折り下げて三つ折りにします。
この便箋を封筒に入れる際には、便箋の上端が右になるように入れます。(赤マル●が手紙の右上の書き出し部分の裏面)
折る時に自信がない人は、定規で長さを測って印をつけるか、何も書かれていない便箋で試してみるなどするとよいでしょう。
【四つ折り】便箋の折り方と封筒への入れ方
便箋や封筒の大きさによっては、四つ折りが適している場合もあります。
次に四つ折りについて説明していきます。
便箋の下から1/2を折り上げ二つ折りにします。
二つ折りの上半分をかぶせるように折ります。
この便箋を封筒に入れる際には、便箋の上端が右になるように入れます。(赤マル●が手紙の右上の書き出し部分の裏面)
封筒への便箋の入れ方と向きのマナー
封筒への便箋の入れ方についてポイントがあります。
便箋を封筒に入れる際には、便箋の上端が右になるように入れます。
封筒から便箋を取り出した時に、上下をひっくり返したりする事無く、自然と文章の書き出しが目に入ってくるような折り方と入れ方にする事がマナーです。
ですので、折った便箋を封筒に入れる際にも向きが大切なんですね。
洋封筒への入れ方は四つ折りで向きに注意
次は洋封筒への便せんの入れ方と折り方を解説していきます。
洋封筒とはカードや写真などを同封する際に適していて、招待状や案内状の送付によく用いられるタイプです。
洋封筒に横書きするときの住所や宛名の書き方とマナーについては、こちらのページにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ここでは、このような洋封筒を例に取り上げます。
この洋封筒に入れる場合は、四つ折りが適しています。
洋封筒に入れる場合の四つ折りは、先ほどの和封筒に入れる四つ折りとは違っています。
まず便箋の下から1/2を折り上げ二つ折りにします。
右半分を左半分に重ねるように縦折りします。
手紙の書き出し部分が、封筒の右上、便箋の中央(折り目)部分が、左下になるように入れます。向きがややこしくなりそうな人は注意して下さい。(赤マル●が手紙の右上の書き出し部分の裏面)
横書き手紙の封筒の入れ方
便箋に横書きで書かれた手紙の折り方と封筒への入れ方は、先ほどの折り方や入れ方と同じです。
入れ方は、封筒の表から見て「手紙の書き出しが右下にくる」ようにして入れれば大丈夫です。(赤マル●が手紙の右上の部分の裏面)
ビジネス書類の折り方と封筒への入れ方
また、ビジネスシーンでよく使われる洋封筒に「洋長3サイズ (235×120mm)の洋封筒」があります。
この封筒にはA4サイズが横三折で入るため、最も利用されています。
こちらの封筒の住所や宛名の書き方とマナーについてはこちらのページにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
この封筒にA4サイズの書類を入れるときは三つ折りが最適です。
折り方は基本的に同じで、封筒への入れ方は次のようになります。
入れ方は、封筒の表から見て「手紙の書き出しが右下にくる」ようにして入れれば大丈夫です。(赤マル●が手紙の右上の部分の裏面)
封筒の表面と裏面の向きに注意して、書類を封筒に入れましょう。
複数枚の手紙の折り方
手紙は1枚だけでなく、2枚3枚と枚数が複数枚になる事もあります。
その場合の折り方ですが、こちらも基本的には変わりません。
重ねる順番は1枚目が一番上で、続けて2枚目3枚目と重ねます。その状態で、先ほど説明したような折り方をして、封筒に入れれば大丈夫です。
便箋の折り方と封筒への入れ方まとめ
便箋の折り方や封筒の入れ方について、三つ折りの向きや横書き手紙の場合も含めて詳しくご紹介しました。
手紙は文字だけでなく、紙や封筒の使い方にも相手への気持ちが表れます。
ぜひ、この記事を参考にして、素敵な手紙を書いてみてください。
また、封筒の種類やサイズ、ビジネスシーンによっても書き方が異なる場合があります。そんな封筒の宛名や住所の書き方について、目的や種類別でコチラのページに詳しくまとめました。
もし、今回の封筒の書き方以外でもわからないことがあれば、ご覧になって下さい。