履歴書在中を示す封筒の書き方・入れ方を徹底解説！三つ折りの向きにも注意

2024年2月6日

履歴書を送るときには、封筒に「履歴書在中」と書くのが一般的です。

しかし、この「履歴書在中」の封筒の書き方や履歴書の入れ方には、実は細かなマナーやコツがあります。

例えば、封筒のサイズや色、文字の大きさや位置、三つ折りの向きなど、気をつけるべきポイントがたくさんあります。

これらのポイントを無視してしまうと、履歴書の内容がいくら良くても採用担当者に悪い印象を与えてしまうかもしれません。

そこで今回は、履歴書在中を示す封筒の書き方・入れ方を徹底解説し、送る際に役立つ情報をお伝えします。

履歴書を入れる封筒の書き方

履歴書を送る際には、封筒の書き方も重要なポイントです。

封筒の書き方が不適切だと、採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。そこで、履歴書を入れる封筒の書き方の基本と注意点を紹介します。

まず封筒のサイズは、履歴書のサイズに合わせて

このどちらかがいいでしょう。

履歴書は二つ折りにしてA4サイズが入る封筒に入れるのが基本です。

折り目をいくつも作ってしまうのは、採用担当者が読みにくくなるだけでなく、履歴書に折り目がついてしまうのでマナーとしてよくありません。

封筒の色は、白色やクリーム色などの無地のものを選びます。派手な色や柄のあるものは、不快感を与える可能性があります。

封筒には「履歴書在中」という表記を書きます。これは、採用担当者に履歴書が入っていることを知らせるためのものです。

【表面】履歴書在中を示す封筒の書き方

では、実際に履歴書を入れる封筒にはどのようにして書けばいいのか、具体例は次のようになります。

この例を見ながら、住所や宛名などについて、文字の大きさや書く位置などの全体的なバランスを含めて説明していきます。

 

①会社の住所の書き方

宛先の住所の書き方は、郵便番号の枠から1文字分(約1㎝)くらい下の位置から書きはじめます。 また、あまり右に寄り過ぎない位置から書き始めます。 履歴書を入れた封筒の場合には、都道府県や市町村名を省略してはいけません。そして縦書きの場合、番地などの数字は漢数字で書きます。 会社の場所がビルの何階かなど、住所が長い場合は改行して2行目を書きます。 2行目は、行頭より1～2文字分ほど下げて書きはじめ、1行目よりも少し小さめの文字で書きます。

 

②会社名の書き方

続けて会社名と、履歴書を送る担当部署を書き入れます。 会社名は「（株）」などと省略してはいけませんし、「株式会社○○」なのか「○○株式会社」なのか、正式名称はしっかり調べておくこと。 会社名は住所の後に続けて書いたりはせず、必ず行頭から書き始めて下さい。宛先の1行目から1字ほど下げた位置から書き始めます。

 

③宛名の書き方

そして履歴書を提出する先の宛名を書きます。 履歴書なので、多くは「人事部」「担当者の個人名」「採用担当者」のような宛名になると思いますが、提出先はしっかりと確認しておいてください。 宛名は封筒の中央に書きます。そして文字は大きめに書き、行頭よりやや下げた位置（住所の1行目から1文字下げたくらいの位置）から書きはじめます。 文字間を詰め過ぎず、余裕を持たせて書くとバランスが良くなります。

 

④宛名の敬称の書き方

宛名の敬称ですが、今回の例では「人事部」なので「御中」を使用しています。個人ではなく、会社、団体、部課名などに送る場合には「御中」の敬称をつけます。 もし、宛先が「個人名」や「担当者」であるなら、②の部分に「株式会社青山商事　人事部」と書き、改行して 南野　様 採用担当者　様 と書きます。敬称は「様」になります。 そしてよくあるのですが、役職名を名前の後に書くのは間違いです。　×「南野　人事部長様」

⑤郵便番号の書き方

封筒に初めから郵便番号の枠が印刷されているときは、そこに書き入れます。その場合は住所や氏名もその郵便番号の位置に合わせて書くのがスマートです。 郵便番号は横書きなので、算用数字を使って書きます。

 

⑥履歴書在中の書き方

封筒の左下に赤で「履歴書在中」と書き、四角の枠で囲みます。 履歴書以外にエントリーシートやアンケートなど送る場合は、「応募書類在中」「必要書類在中」などと、必要に応じて変えて下さい。

 

【裏面】履歴書在中を示す封筒の書き方

封筒の裏面には、自分の住所や郵便番号、名前や日付を書き入れるのが正式な書き方になります。

「和封筒(白無地)」の裏面に、自分の住所と名前、郵便番号などを書き入れた基本例がコチラになります。

この例を見ながら、住所や宛名などについて、文字の大きさや書く位置などの全体的なバランスを含めて説明していきます。

 

①差出人の住所の書き方

差出人の名前と住所、郵便番号の書き方には、封筒の仕様によっていくつかパターンがあります。 封筒の中央にある紙の継ぎ目がある場合。 封筒に郵便番号の「□」の枠が印刷されている場合 今回の例では、「封筒に郵便番号の「□」の枠が印刷されていない場合」ですが、郵便番号の印刷の位置も封筒によって違うので、その位置を基準にバランスを整えて下さい。 今回の例では、郵便番号の枠が印刷されていない封筒をモデルにしました。この場合は、自分の住所と名前の上に郵便番号を書いています。 住所の左には自分の名前を書き入れますので、文字はあまり大きくしないようにして、バランスを整えて下さい。 自分の住所も縦書きなので、番地は漢数字を用いて書きます。

②差出人の名前の書き方

差出人の名前の書き方は、住所の文字よりも大きめに書き、住所と下を揃えるくらいの配置にするとキレイに仕上がります。

 

③郵便番号の書き方

封筒に郵便番号の枠が印刷されていないときは、住所と名前の上に書きます。 郵便番号は横書きなので、算用数字を使って書きます。 大きさはバランスを整えて、小さめの文字で良いです。

 

④日付の書き方

発信日付の書き方は、封筒の左上に書き入れるといいでしょう。ただし封筒の右上に書いたとしても大丈夫です。 日付は縦書きで漢数字を用いて書き入れますので、それを考慮し全体のバランスとしておかしくない位置であれば大丈夫です。

 

⑤封字の書き方

封筒のフタと本体の両方に文字がかかるように書き入れます。封字は「確かに封をしました」という印です。 「〆」のほかに「封」「緘」「締」でも可能です。 封は必ずのり付けをします。セロハンテープを横に貼って封をするのはマナーとしてよくありません。

履歴書の入れ方と向き

封筒の準備が出来たら、履歴書を封筒に入れます。

履歴書はこのようなものが一般的ですが、二つ折りにして封筒に入れます。

この時に、履歴書をクリアファイルに入れてから封筒に入れると、形が崩れにくいためオススメです。

履歴書の向きは、封筒の正面と向きを揃えて入れましょう。

つまり、封筒の表面（会社の住所や担当宛先が書かれている面）と履歴書の正面（自分の写真や学歴等が書かれた面）を合わせます。

また、上下の向きもしっかりと合わせて封筒に入れましょう。

 

履歴書を三つ折りにする場合の入れ方と向き

履歴書は二つ折りが基本ですが、バイトやパートの応募の際には二つ折りのあと三つ折りで長封筒に入れて郵送する場合もあります。

しかし、やはり基本的には二つ折りがマナーですので、礼儀をしっかりとしたい方は封筒選びもA4サイズが入るものを選んでください。

もし履歴書を二つ折りのあと三つ折りにして封筒に入れる場合は、次のようになります。

まずは普通に二つ折りにします。

次に、下から手前に1/3の位置に折ります。

次に、写真が貼ってある上部を後ろに1/3に折ります。

これで三つ折りが完成しましたので、履歴書の写真が貼ってある部分を封筒の正面に向きを合わせて、自分の写真が封筒の封の部分に来るようにして入れます。

 

履歴書の封筒の書き方・入れ方まとめ

この記事では、履歴書を送るときに必要な封筒の書き方・入れ方について、詳しく解説しました。

封筒のサイズや色、文字の大きさや位置、三つ折りの向きなど、細かなポイントを押さえることで、採用担当者に好印象を与えることができます。

履歴書は、自分の能力や経験をアピールする重要な書類です。しかし、それだけではなく、封筒にも気を配ることが、採用に繋がる秘訣です。

履歴書を送る際には、ぜひ今回紹介した封筒の書き方・入れ方を参考にしてください。

あなたの就職活動が成功することを祈っています。