親戚宛のお中元の送り状の書き方と文例集!義両親宛ての場合は?
日頃の感謝の気持ちを込めて送るお中元には、品物の他に送り状も含めて出すのが丁寧なやり取りになります。
そんなお中元の送り状で、親戚に送る場合、どうやって書けばいいのか難しい点もあると思います。
そこで今回は、親戚用のお中元の送り状の書き方をポイントをまとめ、文例も一緒に用意しました。
そして送り状はいつ送るのか、こちらのタイミングも大切なのでまとめてみていきたいと思います。
親戚へのお中元の送り状の書き方
お中元は日頃からお世話になっている人に対して、感謝の気持ちや今後のお付き合い、交誼をお願いする気持ちを込めて送る夏のごあいさつです。
ただ、送り主から一言の挨拶もなしに、いきなりお中元が送られてきても「これはいったい何なのか?」と困惑してしまいます。
だからお中元の品物を送る前には、送り状を作成してお知らせするのがマナーですが、どのようにして書けばいいのか。
その書き方についてみていきます。
お中元を贈る場合の送り状の書き方ですが、親戚宛の場合は親しい間柄であるなら堅苦しい表現はやめて、形式にとらわれず暖かさに満ちたメッセージを送りましょう。
ただ、あまりにざっくばらんな手紙になるのは良くないので、ある程度は手紙の形式にのっとったような定型的なスタイルになります。
基本的な形は、
- 頭語
- 時候の挨拶
- 相手の健康や息災を喜ぶ言葉
- 無沙汰を詫びる言葉・日頃の感謝
- 感謝の気持ちとしてお中元を贈る旨
- 相手の健康や繁栄を祈る言葉、今後の交誼
- 結びの言葉
これらを意識して書くことで文面がうまく組み立てられると思います。
「頭語」や「時候の挨拶」「相手の健康や息災を喜ぶ言葉」「相手の健康や繁栄を祈る言葉」「結びの言葉」については、
こちらを参考に選んでください。
親戚用お中元の送り状の文例
義父や義母、その他の親戚の方々など、親戚用のお中元の送り状はどのように書けばいいのか。
その文例を3つほど用意しました。
お中元の送り状の文例:親戚①
拝啓 暑中お見舞い申し上げます。皆様にはご健勝のことと存じます。
平素は大変お世話になり、感謝しております。
さて、このたびは心ばかりの品を別便にてお送りいたしました。
〇〇の特産品でございますので、どうぞご賞味ください。
暑さが厳しくなってまいりましたが、どうかご自愛くださいませ。
敬具
お中元の送り状の文例:親戚②
拝啓 盛夏の候、皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
先日はご結婚式に招待していただき、ありがとうございました。
お二人の幸せそうな姿に感動しました。
新生活が始まり、忙しいことと思いますが、くれぐれもお体に気をつけてください。
つきましては、感謝の気持ちを込めて、別便にてお中元をお送りいたしました。
〇〇の名物です。ぜひごゆっくりとお召し上がりください。
末筆ながら、ご多幸とご健康をお祈り申し上げます。
敬具
お中元の送り状の文例:親戚③
3. 拝啓 暑さも本格化してまいりましたが、皆様方には変わらずお元気でいらっしゃることと存じます。
私どもは、〇〇様のご厚意に甘えて、毎日楽しく過ごしております。
この度は、日頃の感謝を込めて、別便にてお中元をお送りいたしました。
〇〇で有名な〇〇です。暑い日にはさっぱりとした味わいで、食欲増進にもなるかと思います。
どうかご笑納くださいませ。
炎天下の中でのご多忙かと存じますが、どうかご自愛くださいませ。
敬具
親戚に送るお中元の送り状のフォーム
お中元の送り状は、贈り先の方への感謝の気持ちと健康を気遣う言葉を添えて、お中元が届く日程や品物の内容などを伝えるものです。
親戚に送る場合は、手紙の書き方の形式にとらわれず、素直な気持ちを込めた表現で書くと良いでしょう。
例えば、以下のような文例があります。
拝啓 暑中お見舞い申しあげます。
皆々様にはお変わりなくご健康でお過ごしのことと存じます。
いつも大変お世話になっております。心より感謝申しあげます。
本日は、お中元として少しばかりの品を別便でお届けいたしました。どうぞご笑納ください。
残暑が厳しいですが、どうかご自愛くださいませ。
敬具
このように、親戚に送るお中元の送り状は、敬意と親しみを込めて書くことがポイントです。
お中元の送り状はいつ送る?
お中元の送り状ですが、お中元が届くよりも先に送り状を届け、お知らせするのがマナーです。
お中元の品物が届く2~3日前くらいには相手に届くように準備しておきましょう。
お中元はこちらの感謝を品物に表して差し上げる物なので、どの件でお世話になったのか、なぜ贈ったのか、その旨がしっかりと相手に伝わるように書きましょう。
送り状を送る方法は、商品と一緒に送る方法(添え状)と、商品とは別に郵送する方法(送り状)がありますが、送り状の方が丁寧です。
特に目上の相手には送り状を別便で出すようにします。
義両親へのお中元の送り状の書き方
義両親へのお中元の送り状の文例については、基本的には同じです。
ただし義理の両親に送る場合は「お義父様」「お義母様」と敬称をつけることや、「日ごろの感謝を込めて」という言葉を入れることが望ましいです。
お中元の送り状は、品物の種類や贈り先の関係性によって文面を変えることができます。
例えば、食べ物を送る場合は「お口に合いますように」や「みなさんで召し上がってください」などのフレーズを使うと良いでしょう。
義両親への送り状の文例をいくつか紹介します。
お中元の送り状の文例:義両親①
拝啓 暑中お見舞い申しあげます。
お義父様、お義母様にはお変わりなくご健康でお過ごしのことと存じます。
いつも大変お世話になっております。心より感謝申しあげます。
本日は、お中元として少しばかりの品を別便でお届けいたしました。どうぞご笑納ください。
残暑が厳しいですが、どうかご自愛くださいませ。
敬具
お中元の送り状の文例:義両親②
拝啓 暑さが厳しくなってまいりましたが、お義父様、お義母様には変わらずお元気でいらっしゃることと拝察いたします。
日頃は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
さて、このたびはお中元の気持ちを込めて、私どもから少しでもお役に立てるような品物を選んでみました。本日別便で発送いたしましたので、どうかご容赦ください。
残暑がまだまだ続きますが、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申しあげます。
敬具
お中元の送り状の文例:義両親③
拝啓 暑い日が続いていますが、その後お変わりありませんか。
当方、皆元気でやっていますのでご安心してください。
今日(先日)、夫婦そろって(家族で)デパートへ出かけ、お義父様の好きな○○を見つけましたので、送ります。
ほんのお中元のしるしですので、気兼ねなくお受け取りください。
暑さはこれからが本番ですので、お体を大切になってください。
敬具
まとめ
普段からお世話になっている人に対して送るお中元には、送り状を先に送って感謝の気持ちなどを伝えておき、別便で品物を送った旨を伝えるのが正式なマナーです。
親戚に送る場合は、敬意と親しみを込めて書くこともポイントです。
ただ、ある程度は形式に沿った定型があるので、言葉遣いが難しく感じたらそれらを合わせて使ってもらえればいいんじゃないでしょうか。
ですので、お中元の送り状も相手によって表現の仕方も変わってくるし、お中元の時期なども知っておいた方がいいと思います。
そんなお中元についての時期やマナー、お礼の仕方などはコチラ⇒【お中元の時期やマナー、お礼状の書き方などについて】にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。