時候の挨拶4月中旬の例文と書き出しや結び！桜が見ごろの時期に

2019年2月8日2019年3月26日

4月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。

そんな4月中旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。

「～の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。

一方で和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。

この時期は動植物がすっかりと姿を現し、たくさんの生命を目の当たりにする清明の時期となり、いろんな春の楽しみも満喫できるシーズンを迎えるころですね。

今回は4月中旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。

4月中旬で使う漢語調の時候の挨拶

漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。

手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。

 

4月中旬の暦は清明の時期

桜花の候、春爛漫の候、盛春の候、麗春の候、清和の候、春風駘蕩の候

清明：4月5日頃～4月20日頃の前日まで

＊「～のみぎり」「～の折」という表現を用いることも可能

清明は「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」とあり、草木が芽吹くことでいろんな種類の自然を目の当たりにすることができる季節となります。

桜、山桜、チューリップ、山吹、もくれんなどこの時期には色鮮やかに春が芽吹きますね。

 

時候の挨拶4月中旬の例文「漢語調」

「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。

詳しくはこちらの

頭語と結語の組み合わせ一覧！読み方や意味などを文例と学ぼう！

頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。

 

4月中旬で使う和文調の時候の挨拶

和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。

ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。

 

時候の挨拶4月中旬の書き出しの言葉

• 春光うららかな季節となりました。
• うららかな日差しで眠気に誘われる陽気となりました。
• 花散らしの雨が降り、もう行く春を惜しむ頃となりました。
• お花見にはお出かけになられましたか。
• 春眠暁を覚えずと申します通り、心地の良い季節となりました。
• 春の気配もようやく整い、心浮き立つ季節となりました。お変わりございませんか。
• 春風が素肌に心地よく、ふらりと散歩でも出たくなる毎日です。
• うららかな春日和となりました。お元気ですか。
• 小川のせせらぎ、鳥のさえずりなど春を感じさせる季節となりました。
• 桜の花びらもしぼむような花冷えですが、いかがお過ごしですか。
• 続く春雨ですっかりと櫻花も散ってしまいました。
• 当地の桜はもう散り始めていますが、そちらはいかがですか。
• 夜になっても朧月夜が心を和ませてくれます。

 

時候の挨拶4月中旬の結びの言葉

• 暖かい春の雨も、時折冷たい雨に変わります。お体を大切に。
• 花冷えのする時期ですので、体調など崩されぬよう。
• 花冷えの頃とも申しますので、ご自愛ください。
• そちらの花だよりもお聞かせください。
• 花冷えの時節柄、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
• ゴールデンウィークの旅行も楽しんできてくださいね。
• 転勤で慣れないことも多いでしょうが、お身体は大切に。
• 春日ののどかな季節です。どうぞこちらへもお立ち寄りください。

 

時候の挨拶4月中旬の例文「和文調」

他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください！

【月別】時候の挨拶の種類や書き方

時候の挨拶4月上旬の例文と書き出しや結び！

時候の挨拶4月下旬の例文と書き出しや結び！

 

4月の風物詩

4月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。

お花見、花見団子、草餅、桜前線、花吹雪、入学式、ランドセル、新入生、新入社員、エイプリルフール、ゴールデンウイーク、桜鯛、さざえ、たけのこ、うど、ふき、ぜんまい、タラの目、花冷え、菜種梅雨、春雨、ひばり、つばめ、オタマジャクシ、蝶、桜、山桜、チューリップ、山吹、もくれん、潮干狩り、花粉症、プロ野球開幕

これらの言葉を使って、4月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう！

時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。

＞＞手紙の構成に必要な項目は？改まった形は縦書き！