時候の挨拶4月下旬の例文と書き出しや結び！新生活が慣れた頃に
4月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。
そんな4月下旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。
「～の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。
一方で和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。
4月の新生活にも1ヶ月経ち少し慣れ始めたこの時期は、ゴールデンウィークが始まりしばらくの間休息が取れる日も多いんじゃないでしょうか。
今回は4月下旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。
4月下旬で使う漢語調の時候の挨拶
漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。
手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。
4月下旬の暦は穀雨の時期
晩春の候、穀雨の候、惜春の候
穀雨：4月20日頃～5月5日頃の前日まで
＊「～のみぎり」「～の折」という表現を用いることも可能
この時期は穀雨と言い、春の雨が農作物に恵みもたらすころとされています。そしてゴールデンウィークの大型連休が始まったり楽しみなことが多い時期ではないでしょうか。
時候の挨拶4月下旬の例文「漢語調」
拝啓 晩春の候、ご家族様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
＜本文＞
風爽やかな好季節、ますますのご活躍をお祈りいたします。 敬具
「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。
詳しくはこちらの
頭語と結語の組み合わせ一覧！読み方や意味などを文例と学ぼう！
頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。
4月で使う和文調の時候の挨拶
和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。
ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。
時候の挨拶4月下旬の書き出しの言葉
- 新芽の緑が鮮やかに照り映えるころでございます。
- 桜前線も日本列島を通過したようです。お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。
- 若葉もえいづる頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
- 暖かくなってきましたが、菜種梅雨のうっとおしい天気が続きます。
- 花盛りが過ぎ去り、野山の緑が濃さを増しております。
- 一雨ごとに、若草の伸びる音が聞こえるようです。
- 近づく連休に心躍りますが、ご予定はございますか。
- 日ごとに温かさが増し、汗ばむ陽気もチラホラうかがうようになりました。
- 若葉まばゆい、すごしやすい毎日です。ますますご清栄のことと存じます。
- 近くの川辺の柳も青々と芽吹いてきました。
- 心地よい風と鮮やかな緑で、お出かけしやすい気候となりました。
- 新生活にはもう慣れた頃でしょうか。
時候の挨拶4月下旬の結びの言葉
- 行く春は早いものでございます。惜しみつつ季節を見送りましょう。
- 春は何かと体調を崩しやすい季節でございますのでお気を付けください。
- 待ちに待った連休シーズンですね。楽しい計画など立てて気分転換したいですね。
- 新しい血で何かとお忙しい毎日だと思いますが、くれぐれもお体にお気を付けください。
- 連休の旅行楽しんで下さいね。
- 近いうちに行く春をともに惜しみたいと存じます。
時候の挨拶4月下旬の例文「和文調」
拝啓 新芽の緑が鮮やかに照り映えるころでございます。いかがお過ごしでしょうか。先日はいろいろとご心配をいただき本当に感謝しております。
＜本文＞
行く春は早いものでございます。惜しみつつ季節を見送りましょう。
敬具
他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください！
4月の風物詩
4月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。
お花見、花見団子、草餅、桜前線、花吹雪、入学式、ランドセル、新入生、新入社員、エイプリルフール、ゴールデンウイーク、桜鯛、さざえ、たけのこ、うど、ふき、ぜんまい、タラの目、花冷え、菜種梅雨、春雨、ひばり、つばめ、オタマジャクシ、蝶、桜、山桜、チューリップ、山吹、もくれん、潮干狩り、花粉症、プロ野球開幕
これらの言葉を使って、4月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう！
時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。
