時候の挨拶1月中旬の例文と書き出しや結び!寒中見舞いにも
1月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。
そんな1月中旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。
「~の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。
一方で、和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。
今回は1月中旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。
1月中旬で使う漢語調の時候の挨拶
漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。
手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。
1月中旬の暦は小寒や大寒の時期
小寒の候、寒冷の候、仲冬の候、厳寒の候、寒風の候
小寒:1月中旬(1月5日頃~1月19日頃)
大寒:1月下旬(1月20日頃~2月3日頃)
*「~のみぎり」「~の折」という表現を用いることも可能
この小寒から「寒の入り」となり、寒さがピークに向かっていきます。小寒~大寒までは寒中と言い、この時期は寒中見舞いの期間となり、年賀状の出し忘れや都合で出せなかったときなどのフォローがしやすいお手紙が書けます。
時候の挨拶1月中旬の例文「漢語調」
拝啓 寒冷の候、松の内の賑わいも過ぎ、寒さもなお厳しくなってまいりました。お変わりなくご活躍のこと、お喜び申し上げます。
<本文>
寒さはこれからが本番なので、くれぐれもお体を大切にして下さい。 敬具
「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。
詳しくはこちらの
頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!
頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。
1月中旬で使う和文調の時候の挨拶
和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。
ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。
時候の挨拶1月中旬の書き出しの言葉
- 例年になく穏やかな寒の入りとなりました。お変わりありませんか。
- 松飾りもとれ、普段通りの生活が戻ってまいりました。ますますご活躍のことと存じます。
- 寒さの厳しい日が続きますが、皆様お変わりございませんか。
- 松の内の賑わいも過ぎ、いつもの日々が戻ってまいりました。
- 北風が身に染みる毎日でございますが、ますますご清栄のことと存じます。
- 正月気分もようやく薄れて、いつもの日々が戻ってきました。
- 明るく澄んだ冬場れの日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
- 今年も箱根駅伝は母校の応援に行かれましたか。
- 寒中お見舞い申し上げます。厳しい寒さが続きますがお元気でいらっしゃいますか。
- 寒の入りとともに寒さが一段と増しましたが、いかがお過ごしでしょうか。
- 久しぶりに暖かい一日となり、一息つくことができます。
- 松の内の明けいつもの日々が戻ってきました。
時候の挨拶1月中旬の結びの言葉
- 寒さ厳しき折りから、ご自愛の上ご活躍のほどお祈り申し上げます。
- 朝夕は道路なども凍るほどの寒さです。足元にご注意くださいませ。
- 時節柄、お風邪などひかれませんようくれぐれもご自愛くださいませ。
- もう松の内も過ぎましたので、正月気分も控えていきましょう。
- 寒さもますます激しくなりそうです。お風邪など召されませぬように。
- 寒さ厳しき折、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
時候の挨拶1月中旬の例文「和文調」
松飾りもとれ、普段通りの生活が戻ってまいりました。ますますご活躍のことと存じます。
<本文>
寒さ厳しき折りから、ご自愛の上ご活躍のほどお祈り申し上げます。
まずはとり急ぎお知らせいたします。
他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください!
1月の時候の挨拶に使える風物詩
1月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。
初日の出、初詣、年賀状、門松、松飾り、しめ縄、鏡餅、破魔矢、おみくじ、新年会、鏡開き、成人式、どんど焼き、書初め、初夢、初売り、福袋、十日戎、センター試験、箱根駅伝、おせち料理、お雑煮、お年玉、七草粥、羽根つき、コマ廻し、凧揚げ、寒波、冬場れ、吹雪、南天、寒椿、寒牡丹、葉牡丹、シクラメン、鶴、白鳥、みかん
これらの言葉を使って、1月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう!
時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。