時候の挨拶11月下旬の例文と書き出しや結び!冬の到来を感じる季節に

2019年3月26日

時候の挨拶11月下旬

11月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。

そんな11月下旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。

「~の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。

一方で和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。

立冬や小雪の暦を迎えいよいよ冬の到来を間近に感じる季節となりました。

勤労感謝の日や新嘗祭など日本の文化にも触れながら、だんだん近づく冬の備えもしなくてはいけません。

今回は11月下旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。

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11月下旬で使う漢語調の時候の挨拶

漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。

手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。

 

11月下旬の暦はの時期

立冬の候、初霜の候、落葉の候、菊花の候、時雨の候

立冬(11月7日頃):11月7日頃~11月22日頃の前日まで

小雪の候、向寒の候、夜寒の候、霜秋の候

小雪(11月22日頃):11月22日頃~12月7日頃の前日まで

*「~のみぎり」「~の折」という表現を用いることも可能

立冬や小雪を迎えますます厳しさが増してこようという頃です。

勤労感謝の日もあり新嘗祭という行事もありますね。

そんな新米を祝う行事もあり冬の食べ物なども少しずつ楽しめるかと思うので、そういった楽しいことも手紙に添えていきたいですね。

 

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時候の挨拶11月下旬の例文「漢語調」

拝啓 向寒の候、○○様にはいよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。このたびはご多忙中にもかかわらずご来訪いただき誠にありがとうございました。

<本文>

今後ともよろしくお願いいたします。
取り急ぎ御礼のみにて失礼します。 敬具

「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。

詳しくはこちらの

頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!

頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。

 

11月下旬で使う和文調の時候の挨拶

和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。

ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。

 

時候の挨拶11月下旬の書き出しの言葉

  • 冬の足音がすぐそこまで聞こえております。お元気でお過ごしのことと存じます。
  • 当地では初雪が見られました。そちらはいかがでしょうか。
  • 立冬が過ぎようやく晩秋の気配が漂うようになりましたが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
  • 今朝がた初霜が降りました。今年の寒さは厳しいと聞きますが皆様お元気でお過ごしでしょうか。
  • うららかな小春日和が続いております。皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
  • 朝夕はだいぶ冷え込むようになりましたが、お変わりなくご活躍のこと、お喜び申し上げます。
  • 冬の到来を感じるような氷雨に降られ、秋の終わりを実感しました。
  • 朝夕は暖房を入れる毎日となりましたが、お風邪など召されていませんか。
  • 炬燵が恋しいシーズンとなりました。皆様お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。
  • 今年は例年になく、朝夕の冷え込みが厳しいようです。皆様、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。
  • 当地では初雪が降りました。冬の訪れを実感する毎日ですが御地はいかがですか。
  • 落ち葉のじゅうたんを踏んで歩く季節となりました。ますますご活躍のことと存じます。
  • 行く秋が惜しまれる頃、穏やかなお暮らしが続いているものと拝察いたします。

 

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時候の挨拶11月下旬の結びの言葉

  • 冬はもうすぐそこまで来ております。お元気でご活躍下さいませ。
  • 夜寒が身に染みるこのごろですが、お体に気を付けてください。
  • 師走に向けてお忙しい時期を迎えられることと存じます。皆様のますますのご健勝とご活躍を祈りあげます。
  • 日に日に寒さがつのっております。風邪など引かれませんようくれぐれもご自愛ください。
  • 今年も残すところあと1か月余りとなりました。充実した日々をお過ごしください。
  • 寒さ身に染む時節となりました。どうかお身体にお気をつけくださいませ。
  • 冬将軍がすぐそこまで来ております。寒さに負けずお元気でご活躍下さいませ。
  • 向寒の折から、くれぐれもご自愛ください。
  • ご自愛専一に、お健やかに冬を迎えられますよう。
  • じきに冬の到来でございます。健康にはぜひともご留意くださいませ。
  • 木枯らしが吹きすさんでおりますが、ご自愛専一にお過ごしください。
  • めっきり冷え込むようになりました。体調を崩されませんようお気をつけください。
  • 朝夕は冬のような冷え込みです。どうかお身体にお気をつけくださいませ。
  • 御地ではもう初雪が降ったと伺いました。健康にはぜひともご留意くださいませ。

 

時候の挨拶11月下旬の例文「和文調」

拝啓 今年は例年になく、朝夕の冷え込みが厳しいようです。皆様、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。

<本文>

今年も残すところあと1か月余りとなりました。充実した日々をお過ごしください。

敬具

他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください!

【月別】時候の挨拶の種類や書き方

時候の挨拶11月上旬の例文と書き出しや結び!

時候の挨拶11月中旬の例文と書き出しや結び!

 

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11月の風物詩

11月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。

七五三、千歳あめ、芸術の秋、お宮参り、文化の日、文化祭、文化勲章授与式、酉の市、一の酉、二の酉、露天、熊手飾り、初霜、新そば、ミカン狩り、立冬、晩秋、木枯らし、暖房、こたつ、ストーブ、行楽の秋、読書の秋、スポーツの秋、落ち葉、小春日和、つるべ落とし、野菊、山茶花、鍋物、白菜、牡蠣、熱燗、タラ、太刀魚

これらの言葉を使って、11月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう!

時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。

>>手紙の構成に必要な項目は?改まった形は縦書き!

 

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