時候の挨拶6月中旬の例文と書き出しや結び!本格的な梅雨を迎えて

2019年3月26日

時候の挨拶6月中旬

6月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。

そんな6月中旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。

「~の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。

一方で和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。

すでに本格的に梅雨入りしている地域も多くなってくる頃ですし、6月ならではの植物や動物も姿を現すころです。

湿気が多くジメジメしているので、洗濯物や食中毒などの心配も出てくる時期ですね。

今回は6月中旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。

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6月中旬で使う漢語調の時候の挨拶

漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。

手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。

 

6月中旬の暦は芒種の時期

薄暑の候、入梅の候、芒種の候、長雨の候、紫陽花の候

芒種(6月6日頃):6月6日頃~6月21日頃の前日まで

*「~のみぎり」「~の折」という表現を用いることも可能

芒種とは「芒のある穀物の種まきをする時期」という意味で、稲を植える時期になり秋の収穫に供えます。

天候は梅雨でうっとおしい季節ですし、祝日もなくイベントも少ないので、一年の中でも薄い時期かもしれません。

 

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時候の挨拶6月中旬の例文「漢語調」

拝啓 入梅の候、皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。いつもお心遣いをいただき心より御礼申し上げます。

<本文>

皆様のご健康をお祈りいたします。 敬具

「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。

詳しくはこちらの

頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!

頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。

 

6月中旬で使う和文調の時候の挨拶

和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。

ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。

 

時候の挨拶6月中旬の書き出しの言葉

  • 六月ももう半ばですが梅雨の雨が続いております。気温はもう夏の様子ですがいかがですか。
  • 今年は空梅雨模様が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 紫陽花の移ろいが見事な季節、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
  • 長雨の合間に見事な青空が見えました。
  • 今年の梅雨は陽性のようで、大雨を所々で降らせている様子ですが、御地はいかがですか。
  • 梅雨とは言え、雨に濡れた新緑が映えるころでございます。
  • 梅雨明けかと思えば再び戻ってきた雨に、晴天を待ちわびる毎日です。
  • 梅雨寒の毎日ですが、お変わりございませんでしょうか。
  • 今年も早半年が過ぎてしまいました。お元気でお過ごしでしょうか。
  • 長雨が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 今年は空梅雨で雨が降らない時期が続いておりますが、そちらはいかがでしょうか。
  • すっかりと梅雨入りしてしまいましたが、御地はいかがでしょうか。
  • 本日は梅雨の季節にもかかわらず真夏のような好天でございました。
  • 雨模様の中にも初夏の気配を感じる今日このごろでございます。
  • 澄み切った青空を久しぶりに眺めることができ、気持ちの良い気分でした。
  • 嫌な季節ですがアジサイを購入し楽しみを作ってみました。
  • 本日から梅雨入りが発表されました。やはりこの時期になると憂鬱な気分になりますね。

 

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時候の挨拶6月中旬の結びの言葉

  • 梅雨明けには今しばらくの様子です。お体に気を付けてお過ごしくださいませ。
  • 梅雨寒の日もめぐってきますので、くれぐれも体調を崩されませんよう。
  • あと数日もすれば梅雨もあけそうです。お元気でご活躍下さいませ。
  • まだまだ湿った気候が続きますが、くれぐれもご自愛くださいませ。
  • まだまだ雨続きの天候になりそうですが、気持ちはしっかりと保っていきたいですね。
  • 季節の変わり目ですので、体調を崩されませんようお気をつけください。
  • 時折朝晩も冷える日がございます。調整が難しいですが、お身体おいといください。
  • 蒸し暑い日が続きますが、本格的な夏を控えてくれぐれもご自愛ください。
  • うっとおしい天候が続きますが、夏の訪れを待ちわびたいと思います。
  • 今年は例年にない空梅雨ですが、それでもご自愛専一に。

 

時候の挨拶6月中旬の例文「和文調」

拝啓 梅雨寒の毎日ですが、お変わりございませんでしょうか。平素は格別のご厚情を賜り、心よりお礼申し上げます。

<本文>

すごしやすい季節ですが、油断なされませぬようお身体おいといください。

敬具

他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください!

【月別】時候の挨拶の種類や書き方

時候の挨拶6月上旬の例文と書き出しや結び!

時候の挨拶6月下旬の例文と書き出しや結び!

 

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6月の風物詩

6月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。

衣替え、夏服、クールビズ、田植え、麦狩り、早乙女、カサ、長靴、カッパ、てるてる坊主、すだれ、鮎解禁、父の日、結婚式、ジューンブライド、ボーナス、そら豆、サクランボ、梅雨、入梅、梅雨空、空梅雨、長雨、蒸し暑さ、湿気、かび、食中毒、カタツムリ、アメンボ、ホトトギス、しゃこ、梅干し、さくらんぼ、あんず、ざくろ、びわ、カワセミ、カエル、蛍、さつき、あやめ、かきつばた、栗の花、紫陽花、芍薬、くちなし、アマリリス

これらの言葉を使って、6月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう!

時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。

>>手紙の構成に必要な項目は?改まった形は縦書き!

 

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