時候の挨拶8月中旬の例文と書き出しや結び!お盆や残暑を迎えて

2019年4月7日

時候の挨拶8月中旬

8月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。

そんな8月中旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。

「~の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。

一方で和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。

8月中旬は立秋(8/7)を迎え暦の上では秋となり残暑となります。

しかし気候はまだまだ暑さが増す時期ですので、夏の酷暑への気遣いやお盆などの帰省のお話などがメインとなりやすい時期ですね。

今回は8月中旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。

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8月中旬で使う漢語調の時候の挨拶

漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。

手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。

「立秋の候、残暑の候、晩夏の候」といった漢語調の時候の挨拶が登場しますが、8月中旬では暦の上では秋なので、実際の季節とはズレを実感することも多くなります。

その辺りも踏まえ読み進めていってください。

 

8月中旬の暦は立秋の時期

立秋の候、残暑の候、晩夏の候、納涼の候、季夏の候、暮夏の候

立秋(8月7日頃):8月7日頃~8月23日頃の前日まで

*「~のみぎり」「~の折」という表現を用いることも可能

8月上旬は立秋を迎え暦の上では秋になりますが、猛暑の続く8月となる事も多いですね。

立秋を境に残暑見舞いのお便りと変わるため注意が必要ですが、8月上旬の漢語調の時候の挨拶は、ビジネスシーンや目上の方へ使う場合に重宝されるでしょう。

8月中旬はお盆の時期となり、お墓参りや盆踊り、花火大会なども盛んになります。

そのような夏の風物詩を本文に取り入れると、季節に合ったお手紙が出来上がるので参考にしてください。

季節の手紙として「残暑見舞い」を送る時期となります。

>>残暑見舞いの書き方や例文、時期などのマナーについて

友人宛や会社の上司、ビジネスシーンなど相手別で例文など用意しているので、ぜひ参考にしてください。

 

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時候の挨拶8月中旬の例文「漢語調」

拝啓 残暑の候、皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。

平素は主人がお世話になっておりまして誠にありがとうございます。

<本文>

末筆ながら、ますますのご活躍をお祈りいたしまして、略儀ながら御礼申し上げます。

「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。

詳しくはこちらの

頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!

頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。

 

8月中旬で使う和文調の時候の挨拶

和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。

ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。

8月中旬では残暑の時期ですが、続く夏の暑さで体調を崩されたりしていないかなど伺う文章が多くなりますね。

 

時候の挨拶8月中旬の書き出しの言葉

  • 打ち水も効果が薄いような暑い日が続いておりますが、お元気でいらっしゃいますか。
  • 連日の熱帯夜でございます。皆様お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。
  • 夏休みとはいえ、子供の世話で手いっぱいの毎日でございます。
  • 夏の盛りを過ぎたとはいえ、ことのほか厳しい残暑の毎日です。
  • 暦の上では秋ですが、厳しい残暑が続いております。お元気でお過ごしですか。
  • お盆の法要などでお忙しい時を過ごされていることと存じます。
  • 今年もお盆の時期は帰省なさるのでしょうか。
  • 残暑とは名ばかりで冷たいビールなどがおいしい季節でございます。
  • 例年にない暑さが続いておりますが、皆様お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。
  • 立秋とは名ばかりの酷暑の毎日ですが、ご清栄のこととお喜び申し上げます。
  • 残暑厳しい折、お元気でお過ごしのことと存じます。
  • 例年にない猛暑が続いておりますが、お元気でしょうか。
  • こちらは夏の盆踊り真っただ中でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  • 暦の上ではもう秋とか。この暑さではいまだ実感できませんがお元気でいらっしゃいますか。
  • お盆でお墓参りに行ってご先祖様へ挨拶をしに行ってまいりました。
  • 朝夕は少し過ごしやすくなった気がいたしますが、お元気でお過ごしのことと存じます。

 

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時候の挨拶8月中旬の結びの言葉

  • 帰省のご予定はいかがですか。お盆は混雑しますので無理はなさいませんよう。
  • 今年も海や山で楽しまれましたでしょうか。
  • 今度お会いするときは、夏の思い出などお聞かせください。
  • 暑さはまだしばらく続きそうですので、熱中症にもご注意ください。
  • 充実した休暇を過ごされたことと思います。皆様のますますのご健勝とご活躍を祈りあげます。
  • 帰省中にはお世話になりました。おかげで有意義な休暇を送ることができました。お元気でご活躍下さいませ。
  • 例年になく涼しい夏を迎えました。風邪などひかれませんように。
  • 夏休みが無事に終わるまで、お互い気を抜かずに頑張りましょう。
  • 夏バテも出やすい時期ではございますので、どうかお身体大切になさってください。
  • まだまだ暑い日が続くようですが、暑い夏に負けないようお互い気を付けましょう。

 

時候の挨拶8月中旬の例文「和文調」

拝啓 暦の上では秋ですが、厳しい残暑が続いております。お元気でお過ごしですか。おかげさまで私もつつがなく過ごしております。

<本文>

夏バテも出やすい時期ではございますので、どうかお身体大切になさってください。

敬具

他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください!

【月別】時候の挨拶の種類や書き方

時候の挨拶8月上旬の例文と書き出しや結び!

時候の挨拶8月下旬の例文と書き出しや結び!

 

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8月の風物詩

8月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。

処暑、残暑、晩夏、立秋、土用波、スイカ、トマト、枝豆、とうもろこし、うなぎ、冷やし中華、そうめん、冷ややっこ、アイス、蚊、とんぼ、カブトムシ、クワガタ、ヒグラシ、ヒマワリ、朝顔、お盆、盂蘭盆会、迎え火、墓参り、帰省ラッシュ、渋滞、甲子園、高校野球、終戦記念日、夏休み、宿題、精霊流し、浴衣、うちわ、扇風機、蚊取り線香、日焼け止め、海水浴、水着、プール、夏祭り、盆踊り、青森ねぶた祭、よさこい祭り、大文字焼、五山の送り火、花火大会、生ビール、かき氷

これらの言葉を使って、8月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう!

時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。

>>手紙の構成に必要な項目は?改まった形は縦書き!

 

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