時候の挨拶5月下旬の例文と書き出しや結び!初夏の時期に
5月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。
そんな5月下旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。
「~の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。
一方で和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。
若葉が生い茂り、たけのこやアスパラガスなどの食べ物もおいしい時期になりますね。また、少しずつ梅雨の足音も聞こえてくる頃でしょうか。
今回は5月下旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。
5月下旬で使う漢語調の時候の挨拶
漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。
手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。
5月下旬の暦は小満の時期
初夏の候、向暑の候、首夏の候、万緑の候、薄暑の候
小満:5月21日頃~6月6日頃の前日まで
*「~のみぎり」「~の折」という表現を用いることも可能
小満とは「陽気がよくなり、生物が生長して生い茂る季節」という意味で、青々と茂った自然をイメージすることができますね。
時候の挨拶5月下旬の例文「漢語調」
拝啓 初夏の候、皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
<本文>
季節の変わり目ですので、体調にはお気をつけ下さい。 敬具
「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。
詳しくはこちらの
頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!
頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。
5月下旬で使う和文調の時候の挨拶
和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。
ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。
時候の挨拶5月下旬の書き出しの言葉
- 残春のひと時、皆様には大変ご無沙汰いたしております。
- 衣替えの季節となりましたが、この時期はいつも着る物に困ります。
- 日中は汗ばむ陽気となってまいりました。ご清栄のことと存じます。
- 晩春のひと時、お元気でお過ごしのことと存じます。
- 梅雨の雨の爽やかな季節、皆様お変わりありませんか。
- 街には半そで姿も見られるようになりました。
- 庭のバラも咲く時節となりました。皆様お変わりございませんか。
- 少し汗ばむ陽気に初夏の足音を感じています。
- 神社の見事な藤棚を見に行く機会がありました。
- 今年も牡丹の花を見に行かれましたか。
時候の挨拶5月下旬の結びの言葉
- 初夏の風に吹かれ、散歩など出かけたいものですね。
- 梅雨入りも間近のようでございます。ご自愛ください。
- 厚さも増す季節となってきましたが、お身体大切に。
- 走り梅雨とでも申しましょうか、今年は雨の多い五月でございます。ご体調崩されぬようお気を付けください。
- 春から夏へと季節が変わる時期です。体調を崩されませぬようお祈り申し上げます。
- 梅雨入りも近いような天候が続いています。体調には十分ご留意くださいませ。
- 衣替えの時期もやってきますが、準備は済ましておきたいですね。
- これからは梅雨に向かいますので、ご自愛ください。
5月下旬の時候の挨拶を使った例文「和文調」
拝啓 日中は汗ばむ陽気となってまいりました。ご清栄のことと存じます。日ごろはご支援ご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
<本文>
梅雨入りも間近のようでございます。ご自愛ください。まずは略儀ながら書中をもってご連絡申し上げます。
敬具
他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください!
5月の風物詩
5月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。
メーデー、八十八夜、茶摘み、田植え、ゴールデンウィーク、こどもの日、端午の節句、立夏、こいのぼり、兜、柏餅、しょうぶ湯、粽、母の日、博多どんたく、、衣替え、五月晴れ、走り梅雨、春風、燕、かっこう、ホトトギス、若葉、新緑、シャクナゲ、たけのこ、そらまめ、アスパラガス、牡丹、藤、バラ、あやめ、カーネーション、つつじ、すずらん、
これらの言葉を使って、5月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう!
時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。