時候の挨拶7月上旬の例文と書き出しや結び!七夕の候や小暑の候

2019年4月3日

時候の挨拶7月上旬

7月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。

そんな7月上旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。

「~の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。

一方で和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。

この時期は夏至や小暑という暦を迎え、昼間が最も長くなる日となりだんだんと暑さも増していく頃です。

そして七夕でもあり、手紙には暑中見舞いの時期がやってくるので、かもめ~るなどでお便りも出しやすいころになりますね。

今回は7月上旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。

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7月上旬で使う漢語調の時候の挨拶

漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。

手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。

 

7月上旬の暦は夏至や小暑の時期

夏至の候、梅雨の候、短夜の候、霖雨の候、仲夏の候

夏至(6月21日頃):6月21日頃~7月7日頃の前日まで

仲夏の候、七夕の候、小暑の候、猛暑の候、盛夏の候、酷暑の候

小暑(7月7日頃):7月7日頃~7月23日頃の前日まで

*「~のみぎり」「~の折」という表現を用いることも可能

夏至は一年の中で最も昼が長く夜が短い日となります。

日本ではあまり夏至について大きく取り上げられにくいですが、北欧などでは夏至祭が大々的に開催され、太陽に感謝の気持ちを込めた祭りが催されます。

夏至の頃になると、梅雨も徐々に明け本格的な夏にうつるころです。

また小暑の頃は七夕を迎え、しばらくすると学校も夏休みに入るころとなり本格的に暑い日が続きますね。

季節の手紙として「暑中見舞い」を送る時期となります。

>>暑中見舞いの書き方や例文、時期などのマナーについて

友人宛や会社の上司、ビジネスシーンなど相手別で例文など用意しているので、ぜひ参考にしてください。

 

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時候の挨拶7月上旬の例文「漢語調」

拝啓 夏至の候、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。いつもお心遣いをいただき心より御礼申し上げます。

<本文>

皆様のますますのご健勝とご活躍を祈りあげます。 敬具

「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。

詳しくはこちらの

頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!

頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。

 

7月上旬で使う和文調の時候の挨拶

和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。

ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。

 

時候の挨拶7月上旬の書き出しの言葉

  • 暑中見舞申し上げます。本格的な夏が到来するころとなりました。
  • 梅雨も明け本格的な夏となってまいりました。皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
  • 梅雨が明けて、うだるような暑さが続く毎日です。
  • 暑中、お見舞い申し上げます。暑さ厳しき折ですが、ご清栄のこととお喜び申し上げます。
  • 七夕飾りが風に揺れて、気分も良い時を迎えることができました。
  • 本格的な暑さを迎えて、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
  • 今年の暑さは格別に感じられますが、ご家族の皆様はお元気ですか。
  • 都会ではなかなか天の川も見られませんが、ふと夜空を見上げると七夕に浸れる気分になります。
  • 梅雨明けで山開き海開きとなり楽しみな夏がやってまいりました。
  • ようやく梅雨も明け夏本番を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 連日の猛暑でございます。皆様お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。
  • 本格的な暑さですが、ビールがおいしい季節となりましたね。
  • 梅雨明け早々、猛暑が続いておりますがそちらはお変わりありませんか。
  • 外出する際にも日焼けが気になる季節となりました。
  • 今年の七夕もお天気には恵まれないようですね。
  • 軒に吊るした風鈴の音が、夏を感じさせる風物詩ですね。
  • 海や山など活動的な季節となりましたが、今後の予定はございますか。

 

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時候の挨拶7月上旬の結びの言葉

  • 夏は始まったばかりですが、今後ますますの暑さも頑張って乗り切りましょう。
  • 寝苦しい日々が続きますが、どうかお身体にお気をつけくださいませ。
  • 酷暑のみぎり、体調を崩されませんようお気をつけください。
  • 夏バテなどならないようお気を付けください。
  • 暑さの折、冷房の使い過ぎで夏風邪など目されませんよう。
  • ご家族様にはご清祥にお過ごしになられますようお祈りいたします。
  • エアコン以外でも涼しさを感じる打ち水やすだれなど方法もございますので、お体を大切に。
  • ご家族の皆様、お元気で実りある夏休みを過ごされますように。
  • 実りある夏休みのためにも、風邪など引かれませんようくれぐれもご自愛ください。

 

時候の挨拶7月上旬の例文「和文調」

拝啓 梅雨も明け本格的な夏となってまいりました。皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。

<本文>

ご家族の皆様、お元気で実りある夏休みを過ごされますように。
まずは略儀ながら、書中をもってお知らせいたします。

敬具

他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください!

【月別】時候の挨拶の種類や書き方

時候の挨拶7月中旬の例文と書き出しや結び!

時候の挨拶7月下旬の例文と書き出しや結び!

 

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7月の風物詩

7月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。

盛夏、酷暑、大暑、夕立、雷、セミ、うなぎ、金魚、ほおずき、ひまわり、枝豆、山開き、川開き、海開き、プール、祇園祭、ほおずき市、夏休み、七夕、天の川、織姫、彦星、笹、願い事、短冊、笹飾り、お中元、暑中見舞い、海の日、ふみの日、盆踊り、花火、花火大会、日焼け、サンダル、浴衣、夏バテ、食欲不振、夏風邪、熱中症、熱帯夜、土用の丑、ウナギのかば焼き、そうめん、冷や麦、冷やし中華、すいか、トマト、かき氷、打ち水、日傘、風鈴、うちわ、扇子、ビール、朝顔、夕顔、ダリア、カンナ、はまゆう、クワガタ、カブトムシ、蚊

これらの言葉を使って、7月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう!

時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。

>>手紙の構成に必要な項目は?改まった形は縦書き!

 

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