時候の挨拶3月上旬の例文と書き出しや結び!学校の卒業などにも

2019年3月26日

時候の挨拶3月上旬

3月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。

そんな3月上旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。

「~の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。

一方で、和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。

学校の卒業や新天地での活躍の準備などで忙しい時期でもありますが、そんな自身の近況を報告する際のお手紙などで使えるよう参考になると思います。

今回は3月上旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。

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3月上旬で使う漢語調の時候の挨拶

漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。

手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。

 

3月上旬の暦は雨水や啓蟄の時期

早春の候、三寒四温の候、春寒の候、向春の候、解氷の候、軽暖の候、浅春の候、啓蟄の候

雨水:2月19日頃~3月6日頃の前日まで

啓蟄:3月6日頃~3月21日頃の前日まで

*「~のみぎり」「~の折」という表現を用いることも可能

啓蟄とは「冬ごもりから目覚めた生き物が、穴を開けて顔を出す頃」を言います。つまり暖かい春を実感しやすくなる時期ですね。

寒さのピークも過ぎ動植物が目覚め始める季節で、ひな祭りや花粉症といった時期がやってくる頃でもあります。

 

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時候の挨拶3月上旬の例文「漢語調」

拝啓 三寒四温の候、ますますご活躍のことと存じます。

<本文>

朝晩は冷え込むことも多いので、お体にはお気をつけ下さい。 敬具

「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。

詳しくはこちらの

頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!

頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。

 

3月で使う和文調の時候の挨拶

和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。

ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。

 

時候の挨拶3月上旬の書き出しの言葉

  • 余寒もようやく薄れ、一雨ごとに暖かさが増す季節となりました。
  • 春まだ浅い時節、お元気でご活躍のことと存じます。
  • 季節の変わり目で不安定な天候が続いておりますが、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
  • 桃の節句も過ぎ、季節はすっかり春めいてまいりました。
  • まだまだ冷たい春風にも、春の気配が感じられる今日この頃です。お変わりありませんか。
  • 弥生となり、樹木のつぼみも膨らむ頃です。
  • 余寒厳しい毎日ですが、お元気でいらっしゃいますか。
  • 春一番が吹いたと同時に空気も暖かくなってまいりました。
  • 春光が穏やかな季節となりました。皆様お元気ですか。
  • 思いもよらない春の大雪に、季節が逆戻りしたかと思いました。
  • 雪解けの季節になり、街も活気づいてまいりましたが、お元気でいらっしゃいますか。
  • 卒業シーズンに迎えられ、何かと気ぜわしい事でしょう。
  • 桃の節句も過ぎ、ようやくすごしやすい季節となりました。
  • ようやく待ちに待った春です。いかがお過ごしでしょうか。

 

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時候の挨拶3月上旬の結びの言葉

  • 残雪の中から春の息吹が聞こえる今日このごろでございます。
  • 朝夕は冷え込みますので、ご自愛くださいませ。
  • 朝晩はまだまだ冷え込みも激しいですが、ご自愛くださいませ。
  • 春と言えどまだ油断は禁物ですので、風邪など引かれませんようくれぐれもご自愛ください。
  • 暖かいと言えど季節の変わり目です。体調など崩されることがございませんよう。
  • 気分も華やぐ春もすぐそこまでやってきています。お互い元気に頑張っていきましょう。

 

時候の挨拶3月上旬の例文「和文調」

余寒もようやく薄れ、一雨ごとに暖かさが増す季節となりました。おかげさまで私どもは元気にやっております。

<本文>

朝夕は冷え込みますので、ご自愛くださいませ。まずは略儀ながら、書中をもってお知らせいたします。

 

他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください!

【月別】時候の挨拶の種類や書き方

時候の挨拶3月中旬の例文と書き出しや結び!

時候の挨拶3月下旬の例文と書き出しや結び!

 

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3月の時候の挨拶に使える風物詩

3月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。

早春、花見月、三寒四温、桃の花、つくし、牡丹、沈丁花、ひな祭り、雛人形、菱餅、ひなあられ、白酒、お彼岸、お墓参り、お水取り、卒業式、卒業旅行、ホワイトデー、春休み、桜前線、桃の節句、就職、転職、花粉症、黄砂、うど、しじみ、ハマグリ、桃、よもぎ、スイートピー、たんぽぽ、れんげ

これらの言葉を使って、3月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう!

時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。

>>手紙の構成に必要な項目は?改まった形は縦書き!

 

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