時候の挨拶9月中旬の例文と書き出しや結び！敬老の日のお手紙に
9月も時期によって気候や自然などの変化が見られます。
そんな9月中旬に使える時候の挨拶にはどんな言葉があるのか。
「～の候」といった形の漢語調の時候の挨拶は知っている方も多いでしょう。
一方で和文調の柔らかい言い回しもあり、季節の動植物の様子を取り入れ手紙の書き出しと結びで使っても礼儀正しい挨拶になります。
9月中旬は敬老の日もあり、ご無沙汰のおじいちゃんおばあちゃんにお手紙を送る際など非常に使える時候の挨拶も用意しました。
今回は9月中旬の時候の挨拶について例文とともに解説していきます。
9月中旬で使う漢語調の時候の挨拶
漢語調の時候の挨拶を使うことで、礼儀正しくかしこまった挨拶になります。
手紙を送る相手が年配の方やビジネスの場面などで使いやすい言葉です。
敬老の日でお手紙を贈る時など、年上の先生（師匠）や義父といったお世話になった人には漢語調の時候の挨拶がふさわしいです。
9月中旬の暦は白露の時期
白露の候、爽秋の候、秋涼の候
白露（9月8日頃）：9月8日頃～9月23日頃の前日まで
＊「～のみぎり」「～の折」という表現を用いることも可能
残暑もありつつ朝夕はすごしやすい気温となる頃ではないでしょうか。
また、敬老の日や新学期、台風やお月見などの出来事を絡めつつお手紙を作成していくとよいと思います。
時候の挨拶9月中旬の例文「漢語調」
拝啓 秋涼の候、お父様、お母様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。長らくご無沙汰いたしまして心苦しく思っております。
＜本文＞
今後も変わらぬご指導をお願いするとともに、さらなるご健康とご活躍をお祈りいたします。 敬具
「拝啓ー敬具」といった「頭語と結語の組合せ」について、個人間のやり取りやビジネス、女性特有の言い回しなど、シーンに合った使い方やマナーがあります。
詳しくはこちらの
頭語と結語の組み合わせ一覧！読み方や意味などを文例と学ぼう！
頭語と結語の関係についてまとめた記事を用意してますので、ぜひ参考にしてください。
9月中旬で使う和文調の時候の挨拶
和文調の時候の挨拶では、気軽な感じでお手紙を出す相手に使われることも多いです。
ですので、改まった手紙と親しい相手への手紙で書き出しや結びの言葉にも違いがあるので、手紙の種類によってアレンジしてください。
時候の挨拶9月中旬の書き出しの言葉
- 朝夕はめっきり秋めいてまいりました。すごしやすい季節になりましたね。
- いつまでも暑さがさりやらぬ毎日ですが、お元気でお過ごしのことと存じます。
- 秋らしい晴天が続いておりますが、そちらはいかがですか。
- 今年は秋の訪れが早いようでございます。お元気でお過ごしのことと存じます。
- 都会では珍しく赤とんぼに出会いました。季節は確実に秋に向かっていますね。
- 御地では先日の台風は大事ございませんでしたか。お見舞い申し上げます。
- 残暑厳しい今日この頃、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
- 台風が続けて発生して、今後の進路も気になります。皆様いかがお過ごしでしょうか。
- 白露を過ぎたころから空気が冷えて澄み渡る空が多くなってまいりました。
- すがすがしい秋晴れの毎日です。お変わりなくお過ごしのことと存じます。
- 九月も半ばを過ぎ、ようやく秋めいてまいりました。お元気ですか。
- すっかりと日が暮れる時間も早まってきました。皆様、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。
- 空の色や風の音にも秋を感じる今日この頃です。
- 先日は秋の七草粥を家族で食べて、故郷の話などに花を咲かせました。
- もうすぐ敬老の日を迎えますが、お父様はお元気でいらっしゃいますか。
- 夏バテの疲れもすっかり消えて、元気を取り戻してまいりました。ご家族の皆様はお元気でいらっしゃいますか。
- 鈴虫の音色が心地よい季節となりました。皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
時候の挨拶9月中旬の結びの言葉
- もう少し涼しくなりましたら、ぜひこちらにもいらしてください。
- 今年は例年にない長雨のようです。梅雨のようで憂鬱ですが風邪など引かれませんようお気をつけ下さい。
- すごしやすい季節となりました。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
- 朝晩は気温も下がる日が多くなってまいりました。体調管理には十分ご注意くださいませ。
- 皆様爽やかな秋を満喫されますことをお祈り申し上げます。
- まだまだ秋涼とは言いにくい残暑が続いております。お気を付けくださいませ。
- さわやかな秋空の下、秋を満喫されますことをお祈り申し上げます。
- 食欲の秋と申しますが、お互い食べすぎには注意しましょう。
- 一雨ごとに涼しくなってまいりました。健康にはぜひともご留意くださいませ。
- 心地よい秋空の下、ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
- スポーツの秋と言いますし、また今度一緒にハイキングなど出かけましょう。
- 秋の長雨が続きます。くれぐれもお体大切になさってください。
時候の挨拶9月中旬の例文「和文調」
拝啓 すっかりと日が暮れる時間も早まってきました。皆様、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。
＜本文＞
さわやかな秋空の下、秋を満喫されますことをお祈り申し上げます。
まずは略儀ながら、書中をもってお知らせいたします。
敬具
他の月の時候の挨拶について知りたい方は、こちらのページからチェックしてください！
9月の風物詩
9月の動植物などの様子や風物詩を冒頭や結び、本文中に盛り込むことで季節感が生まれます。
初秋、台風、二百十日、岸和田まつり、イワシ雲、白露、鈴虫、キリギリス、ミノムシ、カマキリ、コオロギ、赤とんぼ、紅葉、コスモス、ススキ、敬老の日、十五夜、お月見、月見団子、防災の日、秋祭り、お彼岸、お墓参り、おはぎ、秋の七草、イワシ、サンマ、ぶどう、梨、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、新学期、稲穂
これらの言葉を使って、9月の季節が現れるような手紙を作ってみましょう！
時候の挨拶を含めた手紙の作り方については、こちらを参考にしてください。
