年賀状じまいの代わりに寒中見舞いを使った文例！友人やビジネスにも
年賀状は日本の伝統的な新年の挨拶ですが、最近では年賀状をやめるという人も増えています。
年賀状をやめる理由はさまざまですが、そのタイミングについて悩んでおられる方も多いんじゃないでしょうか。
いくつか年賀状じまいをするタイミングはありますが、一番わかりやすいのは最後の年賀状を送り、その中で今回限りで年賀状のやり取りを終了する旨を伝える方法です。
でも、そのタイミングを逃したり、ちょっと言いにくかったりした場合のフォローの意味で、年賀状じまいの代わりに寒中見舞いで伝える事もできます。
そこで今回は、年賀状じまいを伝える寒中見舞いの書き方や例文を、友人やビジネスなど相手に合わせて紹介します。
年賀状じまいの代わりに寒中見舞いを使った文例
まずは、年賀状じまいという言葉はご存知でしょうか。
年賀状じまいについては、別の記事で詳しく文例なども交えながら書き方について解説をしています。
＞＞年賀状じまいの文例【20代30代向け】友人・親戚・ビジネスの相手別に解説
＞＞年賀状をやめる理由と文例【40代50代】年賀状じまいの正しいやり方と相手の反応
＞＞【60代70代】年賀状じまいの文例！高齢や定年退職を理由にした終活年賀状の書き方
年賀状内で伝えたい場合は、こちらのページを参考にしてください。
今回は年賀状ではなく、年賀状じまいの代わりに寒中見舞いで通知をしたい場合について解説していきます。
では、年賀状じまいの通知を寒中見舞いで行った文例をご紹介しながら、書き方について解説したいと思います。
年賀状じまいを伝える寒中見舞いの文例
寒中お見舞い申し上げます
本格的な寒波の到来で厳しい寒さが続きますが、皆様、お元気そうでなによりでございます。
私事で恐縮ですが、多忙な日々の中で年賀状による新年のご挨拶を今年で控えさせて頂くこととしました。
これからはSNSや電子メールでのやり取りに変え、時代の流れに対応していこうと考えておりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
メールアドレスは〇〇となります。
季節の変わり目でございます。体調崩されませんように。
年賀状じまいの代わりに寒中見舞いを使った書き方解説
では、先ほどの文例をみながら書き方について解説していきたいと思います。
年賀状じまいの代わりに寒中見舞いを使う場合のポイントは、相手に不快な思いをさせないようにするために、
「どうして年賀状のやり取りをやめたいのか？」
「今後も連絡を取りたい意思」
これらを添えることが重要です。
これをミックスさせた寒中見舞いの構成は、次のようになります。
- お見舞いの言葉
- 先方の健康を喜ぶ(安否を尋ねる)言葉
- これまでの感謝や気遣いの言葉
- どうして年賀状のやり取りをやめたいのか？
- 今後も連絡を取りたい意思やこれからの連絡手段
- 先方の健康や幸せを祈る言葉
- 結びのあいさつ
これらを意識して書くことで文面がうまく組み立てられると思います。
では、この構成を基本とした寒中見舞いの文例を、友人や知人、ビジネス関係などの相手別で紹介しますので参考にしてください。
寒中見舞いでの年賀状じまい友人宛の文例①
寒中お見舞い申し上げます
お元気にしてますか。なかなか連絡できなくてごめんなさい。
仕事が忙しくて年末は年賀状を書く時間が取れないので、今後、私は年賀状をやめることにしたいと思います。
もちろん、あなたと交流は続けたいと思っていますので、これからはメールやSNSなどで気軽に連絡してくださいね。
暖かくなったら、どうぞこちらにもお立ち寄りください。
寒中見舞いでの年賀状じまい友人宛の文例②
寒中お見舞い申し上げます
寒の入りも過ぎ、いよいよ寒さも本番を迎えました。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
今年で私も50歳になります。人生の節目を迎えるにあたり、色々と考えることが多いですね。
新しい時代に入りコミュニケーションの方法も変化していますので、今後は年賀状ではなくLINEやメールを通して、変わらぬお付き合いを頂ければ幸いです。
厳しい寒さが続きます。くれぐれもお身体お大事に。
寒中見舞いでの年賀状じまい友人宛の文例③
寒中お見舞い申し上げます
晩冬の候、ますますお健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、私ごとではございますが、本年で長年勤めた職場を定年退職する運びとなりました。
また還暦を迎えましたことから、人生の区切りとして年始の挨拶状は本年で辞退させていただき存じます。ご無礼をお許しください。
皆様とのお付き合いは私にとってかけがえのないものでした。
今後も普段のお付き合いは変わらずメールやSNSでいただけましたら幸いです。皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。
寒中見舞いでの年賀状じまいビジネス関係の文例①
寒中お見舞い申し上げます
皆様ご壮健で、良き新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
さて、大変恐縮ではございますが、社内の方針変更に伴い、今後は新年のご挨拶や近況報告をメールでお送りすることになりました。
今後はこちらのメールアドレスにご連絡いただければ幸いです。
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、ご理解とご了承をお願いいたします。
今年も変わりませずご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。
寒中見舞いでの年賀状じまいビジネス関係の文例②
寒中お見舞い申し上げます
松飾りもとれ、普段の生活が戻ってまいりました。ますますご活躍のことと存じます。
さて、誠に勝手ながら、本年をもちまして皆様への年賀状による年始のご挨拶を控えさせていただくこととなりました。
今後はメールでのご連絡を密にさせていただき、お客様のご満足に努めてまいりますので、何卒ご理解のほどお願いいたします。
来年より、ご登録頂いているメールアドレスにて各々様にご挨拶させて頂きます。
時節柄、風邪などひかれませんよう、くれぐれもおご自愛くださいませ。
年賀状じまいの代わりの寒中見舞いまとめ
寒中見舞いを年賀状じまいの代わりにする場合は、相手に不快感や遠ざかり感を与えないように注意しましょう。
年賀状じまいの理由を明確に伝えること、代わりに電話やメールなどの連絡手段を提案すること、今後も変わらぬ関係を維持したいという気持ちを表すことが大切です。
この記事で紹介した文例や書き方のポイントを参考にして、丁寧で誠実な寒中見舞いを書いてみてください。
寒中見舞いは冬のご機嫌伺として送るのはもちろん、松の内までに出せなかった年賀状の代わりや返礼、喪中の方への年頭のあいさつ代わりとしても送ることができる、便利なお便りです。
その寒中見舞いの出す時期や書き方、文例などを別のページでまとめていますので、寒中見舞いで分からないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。