寒中見舞いを自分が喪中で出すときの文例と注意点!相手が喪中の時は?

自分が喪中で寒中見舞いを出すときの文例と注意点!相手が喪中の時は?寒中見舞いとは、本来は季節の挨拶として用いられるものですが、最近では喪中の方への挨拶や喪中の方からの返事としても使われることがあります。

ただし、「自分が喪中の場合」と「相手が喪中の場合」で、それぞれの状況によって寒中見舞いの文章や言葉のマナー、時期なども大切になってきます。

そこで今回は、を自分が喪中の時に出す寒中見舞いと相手が喪中の場合について、それぞれ文例と書き方について解説していきます。

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自分が喪中の寒中見舞いの文例と書き方

自分が喪中の場合に寒中見舞いを書くときには、大きく次の3つのケースが考えられます。

  1. 喪中はがきを出して年賀状を欠礼したので、代わりに寒中見舞いを送った。
  2. 喪中はがきを出さず、寒中見舞いで喪中を知らせた。
  3. 喪中だが相手から年賀状が届いたため寒中見舞いで返事をした。

それぞれのケースで文例や書き方を紹介したいと思います。

 

喪中欠礼後の寒中見舞いの文例

寒中お見舞い申し上げます

寒さがひときわ身にしみる折柄、ご一同様、お元気でお過ごしでしょうか。

本年は服喪中のため年頭のご挨拶を控えさせていただきましたが、遅ればせながら本年もご厚誼賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

皆様のご健康とご多幸を、心からお祈り申し上げます。

寒さ厳しき折から、風邪などひかれませんように。

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寒中見舞いで喪中を知らせた文例

寒中お見舞い申し上げます

実は父○○が昨年十月に他界いたしましたため、年始のご挨拶を遠慮させていただきました。

ご通知が遅れお詫び申し上げますと同時に、例年と変わらぬご厚誼のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

この冬は例年にない厳しい寒さとのこと、どうぞ皆様ご自愛くださいませ。

 

 

喪中に年賀状をもらった返事の寒中見舞い文例

寒中お見舞い申し上げます

先日はご丁寧なお年始状をいただきまして、誠にありがとうございます。

昨年十一月に祖父が急逝いたしましたため、年頭のご挨拶を遠慮させていただきました。

本来ならば旧年中にお知らせしなければならないところ、ご通知が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。

この一年が皆様にとって良き年となりますよう、お祈り申し上げます。

寒さ厳しき折、どうかご自愛専一に。

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相手が喪中の寒中見舞いの文例と書き方

相手が喪中の場合に寒中見舞いを書くときには、大きく次の2つのケースが考えられます。

  1. 喪中はがきが届いて年賀状を出さなかったので、代わりに寒中見舞いを送った。
  2. 喪中だと知らず年賀状を送ってしまったため、寒中見舞いでお詫びした。

それぞれのケースで文例や書き方を紹介したいと思います。

 

喪中の相手への寒中見舞い文例

寒中お見舞い申し上げます

年始のご挨拶はご服喪中とのことと存じ遠慮させていただきましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

遅ればせながら、ご母堂様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

酷寒の折から、どうかお体を大切になさってください。

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喪中を知らず年賀状を出したお詫びの寒中見舞い文例

寒中お見舞い申し上げます

このたびはご服喪中とは存じ上げず、新年のご挨拶を申し上げてしまい、大変失礼いたしました。

ご家族の心中はいかばかりかとご拝察申し上げます。遅ればせながら、ご尊父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

寒さはこれから本番となりますので、皆様には、なおご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。

 

 

喪中の寒中見舞いで気を付けたいマナー

「年賀」の賀、はめでたい言葉のため使用を避け、「お年始状」や「年頭のごあいさつ」などを使用します。

亡くなった時の表現には、「永眠」「天寿をまっとう」「他界」などあります。

そして自分や相手が喪中のときには、寒中見舞いであっても使ってはいけない言葉やマナーがあります。

例えば先ほどあったように、年賀状の「賀」のようにお祝いの意味を含む言葉は避けるべきです。他にも、不幸がくり返すというニュアンスの言葉は使わないようにしましょう。

また「死ぬ」「生きる」などの直接的な言葉や「うれしい」といった喪中に合わない表現も避けましょう。

詳しくはこちら

>>寒中見舞いを喪中はがきの代わりで送るときの文例と書き方を徹底解説

 

自分や相手が喪中の寒中見舞いまとめ

寒中見舞いは季節の挨拶状として送る手紙ですが、自分や相手が喪中の時に年賀状の代わりになったり、フォローできたりする便利な使い方があります。

ただし、喪中である場合は、寒中見舞いの書き方やマナーにも注意点があります。そして寒中見舞いの文例は、相手の関係や立場に応じて適切に選ぶことが大切です。

寒中見舞いは相手の健康や幸せを祈ったり、相手とのつながりを深める機会でもあります。

喪中の場合でも、寒中見舞いを使って心温まる言葉で相手に気持ちを伝え、そして上手に活用するために参考にしてください。

寒中見舞いは冬のご機嫌伺として送るのはもちろん、松の内までに出せなかった年賀状の代わりや返礼、喪中の方への年頭のあいさつ代わりとしても送ることができる、便利なお便りです。

その寒中見舞いの出す時期や書き方、文例などを別のページでまとめていますので、寒中見舞いで分からないことがあったら、こちらのページを参考にしてください。

>>寒中見舞いの書き方や例文、時期などのマナーについて

 

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