前文の決まった言い回しでよく使う挨拶の基本構成
手紙は「前文」「主文」「末文」「後付け」の4つで構成されるのが基本ですが、前文には決まった言い回し(パターン)がいくつかあって、それを活用することでスムーズな話の進め方ができます。
今回は手紙の前文の決まった言い回しで、よく使う挨拶の表現をまとめました。
手紙の構成についてはコチラ → 手紙の構成に必要な項目は?改まった形は縦書き!
前文の構成
手紙の前文の構成は
①頭語
②時候の挨拶
③相手の安否を伺う挨拶
この3つから成り立ってます。
また、手紙の内容によっては、
自分の安否を伝える挨拶
お礼の挨拶
お詫びの挨拶
これらの言葉を書き入れることもあります。
前文の詳しい内容や例文については →【手紙の前文とは何なの?文例と3つのチェックポイント!】
「相手の安否を伺う挨拶」や「自分の安否を伝える挨拶」には、覚えておくと便利な挨拶文のフレーズがあり、それを当てはめるだけで失礼のない手紙を書くことができます。
それぞれの項目で役立つ組み合わせをまとめていきます。
相手の安否を伺う挨拶の言い回し
言い回し①
言い回し②
言い回し③
自分の安否を伝える挨拶
お礼の挨拶
言い回し①
言い回し②
お詫びの挨拶
無沙汰の挨拶
前文の決まった言い回しを使った例文
拝啓 桜の花も咲き揃い、心躍る季節となりました。○○様におかれましては一段とご活躍のこととお喜び申し上げます。
私どもも相変わらず無事に暮らしております。
日頃は何かとお世話になり本当に感謝しております。
いつぞやは大変なご尽力をいただきまして誠にありがとうございました。
さて~~~~(主文に続く)
決まった言い回しを使っただけで、キレイな文章がつながっていくと思います。
ご無沙汰している場合は
「日頃は雑事に紛れましてご無沙汰しており心苦しく思っております。」
などとして文章に入れるといいでしょう。
まとめ
前文では「頭語」→「時候の挨拶」→「相手の安否を伺う挨拶」と続けることで整った文章が出来上がってきます。
頭語や時候の挨拶についてはこちらを参考にしてください。
→ 頭語と結語の組み合わせ一覧!読み方や意味などを文例と学ぼう!
→ 【1~12月別】時候の挨拶「上旬・中旬・下旬」の例文や書き方
その中で決まった言い回しを使うことで、「相手の安否を伺う挨拶」や「自分の安否を伝える挨拶」が簡単に出来上がりますね。
しかもマナーも守れる手紙独特の言い回しなので、これらを参考に選んでもらうと良いでしょう。
同じように「末文」にもパターン化された言い回しがあるので、こちらも参考にしてください。
もちろんこれらは一部なので、自分流にアレンジしてもらっても構いません。
ぜひ活用してください!